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03月03日-03号

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  1. 杵築市議会 2021-03-03
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    令和 3年 3月定例会(第1回)令和3年 第1回(定例)杵築市議会会議録(第3号)令和3年 3月 3日(水曜日)〇議事日程(第3号)令和3年 3月 3日午前10時開議  日程第1  一般質問―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―本日の会議に付した事件  日程第1  一般質問―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―〇出 席 議 員(18名) 1番 堀   典 義 君      2番 多 田   忍 君 3番 衞 藤 竜一郎 君      4番 工 藤 壮一郎 君 5番 坂 本 哲 知 君      6番 真 鍋 公 博 君 7番 阿 部 素 也 君      8番 田 原 祐 二 君 9番 泥 谷   修 君     10番 田 中 正 治 君11番 二 宮 健太郎 君     12番 小 野 義 美 君13番 藤 本 治 郎 君     14番 加 来   喬 君15番 小 春   稔 君     16番 富 来 征 一 君17番 真 砂 矩 男 君     18番 渡 辺 雄 爾 君―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―〇欠 席 議 員(なし)―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―〇欠 員(なし)―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―〇事務局出席職員職氏名局長  阿 部 裕 司 君      次長  松 下 康 幸 君係長  河 野 真 二 君      書記  加 藤 沙 江 君―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―〇説明のため出席した者の職氏名市長………………永 松   悟 君   副市長……………興 田 信 一 君教育長……………清 末 陽 一 君                    総務課長…………佐 藤   剛 君   企画財政課長……内 野   剛 君協働のまちづくり課長………………………………………………河 野   泰 君危機管理課長……大 塚 茂 治 君   市民生活課長……有 田 定 光 君税務課長…………三 浦 浩 二 君   農林水産課長……竹 中 和 男 君商工観光課長……黒 田 幸一郎 君   建設課長…………伊 藤   來 君上下水道課長……矢 野   浩 君   大田振興課長……岡 部 元 暢 君会計課長…………江 藤 昌 士 君   福祉事務所長……岩 尾 豊 彦 君医療介護連携課長……………………………………………………小 俣 玲 子 君健康長寿あんしん課長………………………………………………河 野 由紀子 君山香病院事務長…宇都宮 健 士 君   教育総務課長……矢 守 丈 俊 君学校教育課長……真 砂 一 也 君   社会教育課長……梶 原 美 樹 君文化・スポーツ振興課長……………………………………………後 藤 方 彦 君人権啓発・部落差別解消推進課長…………………………………高 橋 勝 久 君選挙管理委員会事務局長兼監査委員事務局長……………………穴 見 智 彦 君農業委員会事務局長…………………………………………………清 原 浩 徳 君―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―────────────午前10時開議──────────── ○議長(渡辺雄爾君) 皆さん、おはようございます。これより本日の会議を開きます。──────────── △日程第1一般質問 ──────────── ○議長(渡辺雄爾君) 日程第1、一般質問を昨日に引き続き行います。 2番、多田忍議員。(2番 多田忍君質問席に着く) ◆2番(多田忍君) 皆さん、おはようございます。議席ナンバー2番、壱五一会の多田忍です。本日は、令和3年3月3日ということで、3が3つ重なる非常に貴重な日に一般質問をすることが大変うれしく思います。また、この後、本日の3番目の小野議員のほうに期待しながら、私のほうは、通告に基づき一般質問に移らせていただきます。 それでは、今回、一般質問の内容は、大きく3つあります。 1つ目は、先日行われました山香温泉風の郷の指定管理者の公募状況と選定結果など、2つ目には、宇宙港について、3つ目は、定例となっています市外居住職員について、この3つを今回質問させていただきます。 まず初めに、山香温泉風の郷の指定管理者の公募状況と選定結果などについて質問をいたします。 この点は、昨日、一般質問初日に二宮議員と工藤議員の厳しい質問内容と重複する点も多々ありますが、私は、このコロナ禍で厳しい状況が続く宿泊業界で、どのような事業者がまず応募してくれたのか。また、選定された事業者は、どのような思いでこの風の郷を運営していくつもりなのかを質問したいと思います。 今回の指定管理者の公募の募集要項には、指定管理料は含まれていなく、赤字の補填はしないという市の内容が入っていましたので、その辺を特に今回聞いていきたいと思います。 それでは、まず、今回の指定管理者公募に対しての応募者数は何件でしたでしょうか。 ○議長(渡辺雄爾君) 黒田商工観光課長。 ◎商工観光課長(黒田幸一郎君) 皆さん、おはようございます。本日の一般質問もどうぞよろしくお願いいたします。 それでは、多田議員にお答えいたします。 今回の公募に対しまして、2者の応募がありました。しかし、そのうち1者は、選定委員会のプレゼンテーションを開始直前に辞退をされました。 以上でございます。 ○議長(渡辺雄爾君) 多田議員。 ◆2番(多田忍君) この厳しい状況の中でも、2者応募があったということで、前回、無償貸付けのときには1者だけで、しかも、それも会社は選定がされていなく、結局何もなかったような状況にはなっていたんですが、辞退した1者の事態理由もちょっと知りたいところなんですが、次に指定管理者の選定方法と選定結果のほうは、どうなったか教えてください。 ○議長(渡辺雄爾君) 黒田商工観光課長。 ◎商工観光課長(黒田幸一郎君) 市外有識者5名による指定管理者候補者選定委員会を開催し、プレゼンテーションの結果、基準点を満たした有限会社ペントハウスクラブが候補者となりました。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 多田議員。 ◆2番(多田忍君) 先日の一般質問でも事業者名は出ていましたが、現指定管理者の有限会社ペントハウスさんが候補者ということですね。 では、ここから先は、応募時に提出する申請様式の審査項目に沿って質問していきたいと思います。 まず、山香温泉風の郷の設置目的や役割を踏まえ、管理運営に関する基本的な考え方、方針などはどうなっていますか。 ○議長(渡辺雄爾君) 黒田商工観光課長。 ◎商工観光課長(黒田幸一郎君) 選定委員会で選定されました事業者は、現時点では、あくまでも指定管理の候補者ですが、委員会での提案内容について、その概要を御説明させていただきます。 山香地域の活性化実現のために建設された本施設の目的を達成するため、社員の教育と、杵築市を愛する心あるスタッフによるおもてなしを継続する。また、お客様に心地よい時間を過ごしていただくための創意工夫を行うことで、お客様の満足度を向上させるとともに、現在の経営実績の現状を踏まえながら経営の安定を目指していくといった考え方でした。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 多田議員。 ◆2番(多田忍君) 私は、風の郷について過去何度か一般質問で質問をさせてもらっていますが、その都度、風の郷の設置目的については、当時は山香町時代のことなんで、町外都市住民との交流促進、それと地域の人と一緒に地域振興を図る目的で建設されましたと言っていたと思います。 今回の募集要項の設置目的ですね。市が作っているやつなんですが、1の対象施設の概要の(3)に設置目的があります。これに書かれている文言は、「杵築市の豊かな自然を生かし、若者の定住促進と過疎地域の活性化、交流の促進を図るとともに市民及び観光客に心身の活力を養う場を与え、杵築市の観光振興に資することを目的に設置されました」と書かれています。 地域の人と一緒に地域振興を図るという文言がまるっと抜けているのにちょっとびっくりをしているんですが、これ山香町時代の設置目的にはなるんですが、当時の内容からして、交流促進よりも地域の人との一緒に地域振興をするというほうが、肝になっているという文章だと思うので、私は、まずこの募集要項の設置目的にすごく違和感を感じています。 私が議員になる前の山香の議員も、多分のここの設置目的については、何度か一般質問でしていると思いますが、今回それが全く抜けているのが、まずやはりここが一つ気になっています。 それでは、次に、施設の平等な利用を確保するための具体的な手段とは、どのようなものになっていますか。 ○議長(渡辺雄爾君) 黒田商工観光課長。 ◎商工観光課長(黒田幸一郎君) コンプライアンスの確保は当然であり、平等な利用についても基本的に確保できる。しかしながら、社員教育の継続がなければ、サービスの水準は継続できないと理解しているので、職員自ら自覚を持つよう、ふるさとを思う人材を育てるといった内容でございました。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 多田議員。
    ◆2番(多田忍君) では、次に、施設の特色を生かした施設の高揚を図るための方策、利用者促進対策等については、どのようになっていますか。 ○議長(渡辺雄爾君) 黒田商工観光課長。 ◎商工観光課長(黒田幸一郎君) 飲食では、思い出に残る食事を提供し、山香温泉風の郷にまた来たいと思うリピーターを増やしていく。宿泊では、時間を気にしない空間づくりを行い、山香の自然を感じてもらえるおもてなしを提供する。温泉では、地元の方々に日々利用していただき、健康づくりに貢献できる施設とする。また口コミやSNSを利用し、山香温泉風の郷の認知度を高めるといった方策でございました。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 多田議員。 ◆2番(多田忍君) 山香温泉風の郷の口コミのほうをネットのほうで検索したら、いろんな旅行サイトの口コミが出てきました。大半は、いいものを評価──大変評価がいいものも多く感じますが、中にはやっぱり悪い内容の口コミもありました。 口コミの内容を見ますと、温泉がすごくよかったと。あがった後に肌がつるつるするとかいう内容のものが多くて、逆にちょっとその温泉マニアじゃないといったらおかしいんでしょうけど、あんまり温泉に入り慣れていない方は、匂いがちょっときつかったとかいう口コミもありました。 なので、基本、口コミサイトは、風の郷側でコントロールすることができないので、いいものは、確かによく評価されるんで利用はできると思うんですが、その悪い口コミに対してどうするのかというのが、ちょっと今説明された内容では把握ができなかったんで、もうちょっとまた別の機会にお聞かせください。 それから、今、はやりのSNSを活用して認知度を高めるということでしたが、日本の4大SNSは、LINE、ツイッター、インスタグラム、フェイスブック、この4つになっています。それで風の郷のフェイスブック、検索したら出きました。2020年1月から始めて、7月の時点で更新が今は止まっている状態です。 インスタグラムのほうは、2020年4月から初投稿して、これは5月で、もうすぐ1か月で止まっていましたので、その後、今、休業をしている最中でも、できればその2つは更新していってもらいたかったなとは思っています。 それから、ツイッターとLINEのほうは、ネットで検索してもちょっと見つける──検索しても出てこなかったので、やられていないのか、検索順位が下のほうにあるのかと。あまりこれは利用されていない可能性がある。 また、今この状況でSNSをあんまり活用しないということなら、今後、活用してもらえれば、どんどん認知度が今よりも上がって、風の郷に集客、来てくれるお客さんが増えるとか、山香町──杵築市に来てもらえるお客さんが増えるという期待度がまだ残っていますので、ぜひその点はどんどんやってもらいたいと思います。 それから、先ほどの説明の中に温泉があまり重要視されていないような文章になっていました。私が思うのにやっぱり風の郷の特色といったら、環境とか料理もありますが、温泉も一番の特色だと思います。桶風呂ですね。源泉かけ流しの桶風呂。あそこがやはり口コミでも大変高評価を頂いていまして、温泉の塊が空気に触れて石みたいになっているところが、もう桶全体にこうくっついていて、ある人は、たる風呂と書いていましたね。口コミの人は、知らない人はですね。でも、あの温泉は非常に良いので、まずは温泉を利用者増加のための方策として活用していってもらいたいと思います。食事や宿泊でリピーターを増やすというのも当然ですが、やっぱり風の郷の特色は温泉だと私は感じていますので、ぜひ参考までにしておいてください。 それでは、次に風の郷を活用して自主的に実施しようとする事業、自主事業はどうですか。 ○議長(渡辺雄爾君) 黒田商工観光課長。 ◎商工観光課長(黒田幸一郎君) 世界農業遺産認定地域ネットワークづくりや地元生産者による野菜、果実、米等の販売、音楽を愛する地元の方々のライブ会場の提供、コロナ禍によるテークアウト商品やお弁当等の販売を行うといった事業内容でございました。 ○議長(渡辺雄爾君) 多田議員。 ◆2番(多田忍君) 私の身近な人も、このライブ会場を今まで使っていて、今後も使いたいというわざわざ電話を頂いた方がいますので、ぜひ認定されたら、そのライブ会場の提供は継続していってもらいたいなと思います。 次に、利用促進のための施設の情報発信、PR活動等の方法はどうでしょうか。 ○議長(渡辺雄爾君) 黒田商工観光課長。 ◎商工観光課長(黒田幸一郎君) 先ほどの答弁に一部入っておりましたが、公共媒体を利用し、イベントの情報提供を継続的に行うとともに、口コミサイトの利用やSNS、フェイスブックで最新の情報を提供し続ける。また、JTBなどの旅行会社への営業活動を継続するとともに、ホームページをより充実させ、最新の情報を提供し続けるといったPR方法でございました。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 多田議員。 ◆2番(多田忍君) 風の郷のホームページは、大変きれいで見やすいホームページになっています。そこに先ほどのSNSですね。フェイスブックとインスタ、ツイッターもですかね。をリンクをさせるという手もありますし、新しい情報をいろんな方、いろんな年代層の方々に見ていただいて、魅力をどんどん発信していってもらいたいと思います。 あとSNSと似たようなものなんですが、ブログというものがあります。日記みたいなものですが、そういうのも活用して、施設の状況とか、その風の郷がある周りの四季の状況とかを細かく書いて、更新していってファンを増やしていくという手段も、ほかの宿泊施設の方たちは行っていますので、ぜひブログというほうも検討してみてはいかがかと思います。 どちらにせよ、SNSもブログもホームページの更新も随時行っていって継続していかないと、また同じホームページかとか、このインスタグラムは更新されていないけど営業しているのかなとか、逆にそういう面もありますので、継続を必ずしておいて、よりよい集客ツールとして使ってもらえればと思います。 それでは、次が施設の維持管理についてですが、どうなっていますか。 ○議長(渡辺雄爾君) 黒田商工観光課長。 ◎商工観光課長(黒田幸一郎君) 温泉設備は専門スタッフにより日々点検業務を実施し、温泉スケールは月1回のメンテナンスを行い、温泉の安定的供給を行う。また、温泉の閉館後は日々浴槽内等のメンテナンスを行い、温泉から出る汚泥の処理は月1回以上実施する。宿泊施設は、チェックアウト時に必ずメンテナンスを実施し、補修等が必要な場合は随時補修業務を行う。また、厨房は月1回の防虫駆除を行うといった管理内容でございました。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 多田議員。 ◆2番(多田忍君) 施設の維持管理のほうは、多分今までどおりのメンテナンスを行うという内容だと思います。 次に、利用者のサービス満足度、利用者や住民からの苦情や意見等の把握の具体的な手段と対応方法は、どうなっていますか。 ○議長(渡辺雄爾君) 黒田商工観光課長。 ◎商工観光課長(黒田幸一郎君) 利用者アンケートを継続的に行うとともに、口コミサイトを常にチェックすることで、よりよいサービスを提供する。クレームが出ないよう社員全員で情報の共有を行うが、万一クレームがあった場合には、部署ごとの責任者が瞬時に十分な対応を行うといった内容でございました。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 多田議員。 ◆2番(多田忍君) 先ほども言いましたが、口コミサイトを確認しました。中にはその悪い評価のものもあったんですが、風の郷側の対応も非常に丁寧な回答をしていて、逆にそのこういうところでクレームが出ても丁寧な対応ができる宿泊施設ということで、逆にいい評価が今後もらえるんじゃないかと。こういうふうに利用するという内容だったのかなと今になって思うんですが、口コミサイトを常にチェックするとか、クレームが出ないようにするのが一番なんですが、この後また出てくると思いますので、そのときに言いたいと思います。 次に、苦情や意見等、サービス向上に反映させる対応はどうなっていますか。 ○議長(渡辺雄爾君) 黒田商工観光課長。 ◎商工観光課長(黒田幸一郎君) 責任を持ってお客様の声に耳を傾けることを心がけるとともに、コンプライアンスの遵守を徹底する。万一苦情等があった場合には、原因を究明するとともに、全部署の責任者で協議の上、対処し、再発防止のために全社員で情報を共有するといった対応でございました。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 多田議員。 ◆2番(多田忍君) 分かりました。続いてですが、これがちょっと一番気になるところなんですが、令和3年度から令和7年度までの利用見込数については、どのように算出されていましたか。 ○議長(渡辺雄爾君) 黒田商工観光課長。 ◎商工観光課長(黒田幸一郎君) 令和3年は、コロナ禍が収束するまで観光の自粛が続くと予想されるため、温泉利用7万8,000人、宿泊5,000人などで、合計10万6,000人、また令和4年度から令和7年度までは、ワクチンの接種などにより観光客がコロナ禍以前に戻ると推測し、毎年、温泉利用9万6,000人、宿泊6,400人などで、合計12万6,500人を見込んでいるといった提案でございました。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 多田議員。 ◆2番(多田忍君) この人数も多分低く見積もっているんじゃないかなと。なぜなら、令和元年度の決算書を確認したところ、令和元年度利用者数は、トータルで約13万1,000人だったので、令和4年度から7年度までで、ワクチンの接種などにより観光客がコロナ禍以前に戻るとなったときでも、12万6,000人と。ここで差がちょっと出ていますね。5,000人ぐらい低めで見ています。 また、令和3年度、来年度ですね。コロナワクチンがまだ接種されていない状況で10万人を見込んでいると。元年度が13万1,000人だったんで、約2.5万人減と予測を立てているんですが、逆にこの10万人は逆に高いんじゃないかなと。ほかの宿泊施設、今、大分戻ってきているというお話はよく聞くんですが、ここがちょっと厳しい。やっぱり元年度じゃなくて令和3年度の利用見込数というのが鍵になると思います。 それから次に、それでは管理経費の縮減に関する方針や創意工夫など、どのようなものがありましたか。 ○議長(渡辺雄爾君) 黒田商工観光課長。 ◎商工観光課長(黒田幸一郎君) 鮮魚等の市場での低価な買い付けを行う、また仕入価格等を常にチェックし、価格交渉を行うとともに、毎月棚卸しを行い、在庫ロスを最小限に抑える。さらに清掃やレストランなどの外注依存度を減らし、人件費のコストを削減するといった方針でございました。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 多田議員。 ◆2番(多田忍君) はい。分かりました。鮮魚の市場で低価な買い付け、棚卸しを行って在庫ロスを抑える。あと清掃やレストランなどの外注依存度を減らして、人件費のコストを削減するという方針ですね。分かりました。 次に、納入金の配分方法については、どのようになっていますか。 ○議長(渡辺雄爾君) 黒田商工観光課長。 ◎商工観光課長(黒田幸一郎君) 各年度におきまして、課税所得が黒字となった場合には、市に黒字分の20%を納入するといった提案でございました。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 多田議員。 ◆2番(多田忍君) これも仕様書、募集要項の内容のとおりで、問題ないと思います。 それでは、次に、職員数及び雇用形態、職務内容、有資格者の配置についてお聞きします。 最初の職員数、雇用形態、職務内容というのは、前回、昨日の工藤議員と内容がかぶりますが、よろしくお願いします。 ○議長(渡辺雄爾君) 黒田商工観光課長。 ◎商工観光課長(黒田幸一郎君) 職員数は、直接雇用で50名程度、派遣は10名程度とする予定で、雇用形態は、正社員とパートで構成すると。また業務は、フロント業務、レストラン接客業務及び厨房内業務、宿泊メンテナンス業務、入浴施設業務、設備メンテナンス業務、売店業務、カフェラウンジ接客業務がある。有資格者は、防火管理者、食品衛生責任者、危険物管理者、特定化学物質作業主任者を配置するといった予定でございました。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 多田議員。 ◆2番(多田忍君) 直接雇用者が50名程度で派遣が10名と、令和元年度では直接雇用が46名で派遣の人が10名というふうになっていたので、元年度より人数が増えるということにはなりますね。 あと仕様書には、仕様書の8、管理運営業務内容の(1)の施設の運営等に関することの③職員の配置等に関することの中のカですね。「施設管理者に従事する者のうち1人は、衛生管理者の資格を有すること」と記載されていますが、先ほど課長が説明してくれた中には、衛生管理者資格者が入っていなくて、食品衛生責任者というのはあるんですが、全くこれは別物なので、ちょっとこれは後日確認して報告してください。 次に、職員や従業員に対する教育、研修等の人材を育成するための方策、研修計画はどのようになっていますか。 ○議長(渡辺雄爾君) 黒田商工観光課長。 ◎商工観光課長(黒田幸一郎君) 宿泊施設の経営について、全員が理解するための研修を行う。現地研修を含め、他のホテル・旅館での現地研修も行う。また、AMANE RESORT SEIKAIのスタッフを定期的に派遣し、お客様におもてなしの対応がなされているかを確認し、改善が必要なときには指導するといった計画でございました。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 多田議員。 ◆2番(多田忍君) この内容は、本当ペントハウスさんならでは──ペントハウスさんではできないような取組になっていて、非常に興味深い内容だと思います。ぜひ、この研修計画と実施結果というのも市のほうに提出してもらって、今後の参考にしてもらったらどうかと思います。 それでは、安全管理の方策と従業員等の教育訓練方法のほうはどうなっていますか。 ○議長(渡辺雄爾君) 黒田商工観光課長。 ◎商工観光課長(黒田幸一郎君) 安全管理は、宿泊施設の原点であり、病気やけがはもとより、食中毒や火災、盗難、地震対策に至るまで、きめ細やかな対応が必要である。項目ごとに法遵守を行うよう従業員への指導を繰り返し、徹底する。 また、万一当施設で事件・事故等が起こった場合には、早急に検証し、再発防止に努める。地元住民はもとより消防本部や地元消防団、警察署との連携を密にし、協力を求めるとともに、日頃から関係を大切にするといった管理内容でございました。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 多田議員。 ◆2番(多田忍君) ここで地元住民はもとより、消防本部や地元消防団、警察署との連携を密にと。ぜひ山香町全員で風の郷を守るという体制を築いていきたいと思います。なので、風の郷側からアプローチをしてもらうほうがスムーズにいくと思うので、この議会で指定管理が承認されたら、ぜひペントハウスさんには、そういう関係各所のほうにもちょっとお話をしに行ってもらいたいなと感じております。 それでは、次に、事故や火災等の緊急時の体制や対応策は、どうなっていますか。 ○議長(渡辺雄爾君) 黒田商工観光課長。 ◎商工観光課長(黒田幸一郎君) 利用者の生命と財産を安全に保つことが最も重要なことであり、事故を発生させてはいけない。緊急時には、担当部署の責任者が初動し、役員に報告・協議を行い、同時にマニュアルの手順に沿った対応を行う。 また、事故の検証を行い、職員全体へ再発予防のための周知を徹底する。さらに利用者の不注意等で発生した事故や自然災害など、不可抗力によるものは、最大限の対応を行い、後々感謝していただけるような対処を行うといった対応策でございました。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 多田議員。 ◆2番(多田忍君) 分かりました。この項目で言うのがいいのか分からないんですが、風の郷は市の避難場所に指定されています。しかし、多分一度もそこに住民は避難したことがないと思うんですよ。なぜなら、今の現指定管理者の期間中に、近隣の地区、又井地区の人が、そういう市の指定避難場所に指定されたということで、一度風の郷のほうにお話をしに行ったらしいです。 そのときに、避難場所として使ってもいいが、条件がありますという話で、その条件が到底避難場所として使えるような条件でなかったということで、又井の人たちは、それ以降、風の郷は避難場所としてじゃなく、山香の小学校まで避難をするというふうな対応を取っているみたいなので、ぜひこれも議会で承認された場合ですが、もう一度近隣の地区の人と避難場所について話合いをしてもらいたいです。 どうしても、それでも折り合いが合わない。やはり風の郷は営業していますので、そこと緊急時の市民との意見というのは、折り合わない可能性もあると思います。そういう場合は、市の避難場所から風の郷はもう削除するべきです。載せていて使えない──条件がいっぱいあるようなところを載せていて、知らない人がそこに避難をしてお互い嫌な気持ちになるぐらいなら、もう先に削除するべきなので、ちょっとこの辺も市のほうで間に入ってもらいながら、スムーズに話を進めていってもらいたいと思います。 次に、個人情報の取扱い及び管理方法はどうなっていますか。 ○議長(渡辺雄爾君) 黒田商工観光課長。 ◎商工観光課長(黒田幸一郎君) 宿泊者名簿など個人情報は、最も守らなければならない情報であるので、保管方法などに工夫しながら、外部接続や外部侵入ができない管理を行う。記録媒体への複写等は厳禁とし、ソフトウェアへのアクセス権を最小限に抑える。紙ベースで管理されている書類は、鍵のかかる棚等に保管するといった管理内容でございました。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 多田議員。 ◆2番(多田忍君) 個人情報については、よくニュースでも流出したというニュースがよく流れていますので、個人情報を大切に扱って保管して、外部接続、外部侵入というのは、ネットのほうの話になると思うんですが、セキュリティーもしっかりしておいて、そういう流出がないような体制を取ってもらうような内容になっていると思います。 それでは、次に、昨日の質問にもありましたが、地域住民の雇用についての考え方と具体的な人数、計画については、どうなっていますか。 ○議長(渡辺雄爾君) 黒田商工観光課長。 ◎商工観光課長(黒田幸一郎君) 原則的には、杵築市民を最優先で雇用する。ただし、杵築市民で補えないポジションに関しては、市外からの雇用を確保する。現在、65歳以上のスタッフが過半数を占め、高齢化による退職が余儀なくされる可能性があるので、市内の高校生などの新卒者やIターン、Uターン希望の若いスタッフを募集する。雇用総数は直接雇用で50名程度、派遣雇用を10名程度とする予定であるといった計画でございました。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 多田議員。 ◆2番(多田忍君) 市内の高校生など、新卒やIターン、Uターンの希望者、若いスタッフを募集というのは、地元にとっても大変若い人の雇用の場で広がるということで、うれしい内容ですが、先日、二宮議員、工藤議員の質問の中にもあったその人件費の削減というところについて、この内容が若干意に反しているような内容になっています。また、この後ちょっと言わせてもらいますので、次に進みたいと思います。 それでは、現従業員のうち、引き続き風の郷への就業を希望する者に対して、優先的な雇用の考え方はどうなっていますか。 ○議長(渡辺雄爾君) 黒田商工観光課長。 ◎商工観光課長(黒田幸一郎君) 当社の社員として、6年間、山香温泉風の郷に勤務していただいているので、指定管理者に選定されれば、全員を継続雇用するといった考え方でございました。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 多田議員。 ◆2番(多田忍君) そうですね。人数が減らないという、逆に増えるような内容になっていると思います。管理経費の縮減に関する方針や創意工夫の項目のところで、外注委託を減らして人件費のコストの削減とありました。あれは外注委託にはなっていましたが、しかし、現従業員が希望すれば、全員継続雇用で、60名前後の人員で今後運営していくような内容になっているはずです。 そうした場合に、人件費のコストを外部に委託せんで直接で全部やるということなのか、直接雇用の方の勤務時間を減らしたり、時給や給与を落として人件費のコストを削減するか、どうするのかなというところが、やはり疑問に残りますので、この辺はまた別の機会に質問させてください。 それでは、地域産物の使用、また地域商社等の取引についての考え方は、どうなっていますか。 ○議長(渡辺雄爾君) 黒田商工観光課長。 ◎商工観光課長(黒田幸一郎君) 食材に関しては、地産地消を原則としているので、数多くの生産者や商店との取引を行っていくが、地域内でそろわない食材は、市外からの調達を実施する。また、品質に関しては、安心、安全に食材を納入していただけるよう協議する。修理等は、地元の業者を優先する。ただし、費用が世間一般と比べてかけ離れた場合には、市外業者に依頼するといった考え方でございます。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 多田議員。 ◆2番(多田忍君) これも、昨日の二宮議員の答弁にもありました。現改修工事が市外業者に、何で市内業者にしなかったのかというのもあります。この辺をまた地元の商店との取引も、ほかの議員さんたちも言っていますが、市内で買えるものは、できるだけ市内で買ってもらって、市内でできることは、できるだけ市内の業者を使って、市内でお金を回していかないと、市外に出ていくお金を減らすというのが、やはり今の杵築市には必要じゃないかと考えています。 この辺、パーセンテージで、何%までは地元で使ってくださいというのは、今までないのですが、ぜひ積極的に、費用が一般、世間一般とかけ離れて高い場合というのがちょっと難しいんですが、さすがにそこまでないと思うんで、多少高くても地元だからという優遇をぜひ使っていただきたいなと。そうすることによって杵築市全体が潤うと。これも一つの地域貢献、地域の活性化につながると思いますので、その辺も考慮していただきたいかなと思います。 それでは、次に地域活性化──さっき言いましたが、地域活性化に対する考え方については、どうなっていますか。 ○議長(渡辺雄爾君) 黒田商工観光課長。 ◎商工観光課長(黒田幸一郎君) 山香温泉風の郷は、杵築市にとって、とても貴重な観光施設と考える。風の郷を多くの方が利用することにより、山香地域、ひいては杵築市のすばらしさを全国に広めるものと確信している。 そこで、指定管理者としてお客様に最大のおもてなしを行い、杵築に来てよかったと多くの方々の高評価につながるような施設づくりを行っていく覚悟である。 また、コロナ禍が収束したときには、中止された杵築市のイベントも復活されると思うので、イベントとのコラボ企画などで全面的に協力させていただくといったお考えでした。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 多田議員。 ◆2番(多田忍君) 分かりました。では、次に地域活性化を図るためには、将来どのような施設の運営方法が最適か、また、その方法で運営する意欲があるかどうかについてお願いします。 ○議長(渡辺雄爾君) 黒田商工観光課長。 ◎商工観光課長(黒田幸一郎君) 現在の施設を運営していくためには、指定管理者制度がよいと思います。理由としては、21年の歳月が流れたので、施設の老朽化が進み、今後大きな設備投資が不可欠と予想されるので、譲渡や貸与では、受託事業者として今後どれほどの自己資金による投資が必要になるか、不安がある。 杵築市による宿泊棟や温泉施設、食事どころのリニューアルや増改築が行われ、自己資金による設備投資が必要なくなれば、譲渡や貸与でも運営は可能であるといった考え方でした。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 多田議員。 ◆2番(多田忍君) 今の説明の中に、前回行った無償貸付けの応募者が少なかったという理由が全て入っているように思います。やはり風の郷は、21年たって老朽化が進んでいると。そういう施設を無償で貸すから使ってくれといっても、修繕費のほうが高くつく。なかなかそこを修繕してまで使おうという会社は、前回1社しかなかったんですが、いないということです。 大銀経済研究所の3つのシミュレーションというのがあったと思いますが、あの3億円を使って宿泊棟を増やすというところまでは、さすがにできないとは思いますが、今の杵築市として、今後、風の郷をどうしていくのかというのは、早急に執行部のほうでまとめてもらい、議会のほうに提出をしていただきたいなと思います。 多分金額もかなりかさばる、大きくなるとは思いますし、方法とかいろいろなところが難しい点もあると思いますので、じっくりとこの内容については議論する必要があると私は思っています。逆に言えば、議論する時間がないような案件というのは、私は賛成できませんので、どうか早めの計画を立てて議会のほうに提出をお願いします。 それでは、次は、令和3年度から令和7年度までの収支計画について聞きます。 ここが、利用人数と収支計画、この2つが、このコロナ禍の中でどういうふうにペントハウスさんが見ているのかという非常に重要な点になってくるので、内容をよろしくお願いします。 ○議長(渡辺雄爾君) 黒田商工観光課長。 ◎商工観光課長(黒田幸一郎君) 収支計画につきましては、コロナ禍で見込みが難しい状況ですが、令和3年度は、コロナ禍が収束するまで観光の自粛が続くと予想されるため、宿泊や入浴などの収入が1億4,092万円、人件費等の支出が1億5,989万円で、1,897万円の赤字となる。 また、令和4年度から令和7年度までは、ワクチンの接種などにより、観光客がコロナ禍以前に戻ると推測し、毎年度、収入が1億8,316万円、支出が1億7,729万円で、587万円の黒字となるといった収支計画内容でございました。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 多田議員。 ◆2番(多田忍君) コロナ禍の影響による収支の赤字は、元年度、3年度だけで、4年度からは黒字に展開するという内容ですが、令和4年度から7年度まで収入が1億、大体8,000万円と。この収入は、令和元年度とほぼ変わらない状況かと思います。そういうことは、収入を増やす計画ではなくて支出を抑える計画を今回提示してくれているのかなと感じています。 そうしたら、令和元年度に比べて支出のほうを約2,000万円削減しないと、コストダウンしないと、令和4年度の587万円の黒字には到達しないと、この2,000万円が大変厳しいとは思います。また、どうやってこのコストダウンを行うのかということについても、また別の機会にちょっと質問をさせてください。 ここまでは、申請様式に沿った質問になります。 ここから、あと2項目、ちょっと質問させてください。 まず、私が風の郷の一般質問をするときに必ず言っていた地元の意見というのは、どの部分に反映されているのか。また選定する際に地元の意向は考慮されているかについて、お聞かせください。 ○議長(渡辺雄爾君) 黒田商工観光課長。 ◎商工観光課長(黒田幸一郎君) 申請内容、それから選定委員会の中で、市として感じたことを申し上げます。 地元には、まず従業員の地元雇用や地元からの食材等の仕入れ、それから、地元イベントへの全面的な協力などに、地元へのこの指定管理者の意向が反映されていると考えております。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 多田議員。 ◆2番(多田忍君) すみません、正直に言います。私が感じた感じでは、地元の意見は風の郷の存続だけで、それ以外は全く反映されていないかなと感じています。 まず最初に、当初言いました設置目的に、地域の人と一緒に振興を図るという文言が入っていないため、その後のペントハウスさんの回答のほうも、丸っとその部分が抜けています。しかし、山香の人は昔からあの施設は、一緒に地域振興を図るものだと感じていますので、多分そこのギャップが今出ているのではないかなと思います。 で、地元の風の郷に関わった人もいますし、全く関わらない人もいるんですが、いろんな人に、風の郷のことを地元の方ですが聞いて回りました。やっぱり風の郷は、皆さん口をそろえて残してほしいと言うんですが、じゃ、最近風の郷へ行きましたかと言ったら、ちょっと最近行ってねえなと。やっぱりちょっと敷居が高くなった感じが地元の人は思っているのと、あとは、昔、餅つきとか一緒にやる行事とかを風の郷が企画していたらしいんですが、それもなくなって、ちょっと今は寂しい思いがしているという内容でした。 で、そういう内容で、もともとの設置目的がちょっと地元と執行部側でずれているところを持ったまま選定されたんですが、ぜひペントハウスさんが議会で承認を得られた後、その地域の人と一緒に振興を図るというところもぜひ進めておいて、それで5年間の指定管理をしていただきたいなと思っています。 最後の質問になりますが、今期指定管理期間から修繕費の割合が10万円以上となっています。今までは60万円以上を市が負担するようになっていたんですが、そのところについて、予算はどのくらい見込んでいるのか教えてください。 ○議長(渡辺雄爾君) 黒田商工観光課長。 ◎商工観光課長(黒田幸一郎君) 令和3年度の修繕費は、現在250万円を計上させていただいております。 以上でございます。 ○議長(渡辺雄爾君) 多田議員。 ◆2番(多田忍君) 250万円ということは、先日もありましたが、今までの予算の半分と、また、ここ最近実際に修繕費で使った金額よりも低くなっているということで、ちょっと大丈夫かなとは思いますが、先ほども言いましたが、市の財政が厳しい中で、修繕等についても計画的な投資をひとつお願いをして、1つ目の質問を終わりたいと思います。 続いて、2つ目の質問に移ります。 2つ目の質問は、宇宙港についてです。 2月に行った未来戦略推進プラン市民説明会の際に、市長が宇宙港について語っていましたので、より詳しい内容を市民の方に知ってもらいたいと思い、質問をします。 では、まずこれまでの経過や県の取組についてお聞きします。 ○議長(渡辺雄爾君) 内野企画財政課長。 ◎企画財政課長(内野剛君) お答えします。 平成30年10月に打ち上げられました小型環境観測衛星「てんこう」の開発に県内企業4社が参加し、そのうち1社は山香町上地区にございます、株式会社ケイティーエスさんでございますが、大分県には、もともと宇宙産業の下地がございました。 そのような中、令和元年の夏頃、アメリカの企業、ヴァージン・オービット社でございますが、衛星を打ち上げるための拠点づくりをアジアで検討している。候補の一つが大分空港のようだとの情報を受けた大分県の積極的なアプローチと交渉により、令和2年4月にアジアで初となる宇宙港の選定を受け、現在、最速で2022年、令和4年の初打ち上げに向け、国や外国企業との連絡調整、大分空港の環境整備に取り組んでいると伺っております。 そうした中、宇宙港周辺自治体として本市に求められることは、次の2点であると考えております。 まず、1つ目は、観光やアクティビティの英語対応でございます。 衛星の打ち上げ準備のため外国企業の多数のスタッフが数週間滞在することから、休日を大分空港周辺で過ごすことが予想されます。また、打ち上げ準備に際して、見物客が多数お越しになるんじゃないかと見込まれており、こうした観光の面でおもてなしの環境整備や情報発信は不可欠であると考えております。 2つ目でございます。大分県内での宇宙や宇宙ビジネスに対する機運の拡大に関する取組でございます。 宇宙産業や宇宙関連ビジネスは比較的新しい産業分野のため、人工衛星などの打ち上げに直接関わる業種以外の幅広い事業者の方々にチャンスがあると期待されております。 県においても企業向けの研究会や勉強会のみならず、子どもたちが宇宙に興味を持ったり、宇宙を職場として捉えたりと、この宇宙港事業を通じて教育の分野でも県民の関心を高めていくようです。 各事業者の皆さんの情報提供や学校現場、地域住民の皆さんが宇宙に親しまれる機会を多くつくれないか。様々な場面や対象者を想定して、県と連携した取組を進めていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 多田議員。 ◆2番(多田忍君) いよいよ来年打ち上げ予定ということで、お話を聞いたらいろいろ杵築市にもチャンスがありそうな明るい話題となっています。 それでは次に、杵築市の取組や来年度の予定についてどうなっているか、教えてください。 ○議長(渡辺雄爾君) 内野企画財政課長。 ◎企画財政課長(内野剛君) この宇宙港の事業は、2050年代に誰もが気軽に宇宙に行ける時代を見据えたものですから、長期的な視点に取り組んでいきたいと考えております。 初打ち上げ後、毎日ロケットを出発したり、大分空港から人々が宇宙旅行に出発したりする状況になるわけではございません。まずは、子どもたちや地域住民の皆さんが宇宙に親しむ機会を多くつくること。宇宙に関わりたいと考える事業者の方々の間で情報交換が活発に行われるよう、引き続き大分県、国東市と連携して情報収集に努めてまいります。 こうした中、大分県では来年度、宇宙港への理解増進、宇宙産業への参入機運の醸成、打ち上げに係る来訪者の受入れ体制を整備し、講演会や情報発信等を行うとしています。 住民の皆さんや地元の企業の皆さんの間で、宇宙や宇宙ビジネスの機運が多く高まれば、市外からも企業が進出しやすい土壌が生まれてくるものと考えております。 コロナ禍で日程や規模間の調整はあろうかと思われますが、市としましても積極的に関わっていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 多田議員。 ◆2番(多田忍君) ぜひ市のホームページも使って情報発信をどんどん行っていってもらいたいです。 最後に、この宇宙港について市長の意気込みをお聞かせください。 ○議長(渡辺雄爾君) 永松市長。 ◎市長(永松悟君) 宇宙港につきましては、今、課長から話がありましたけど、アメリカのヴァージン・オービット社というのが、アジア各国の空港を視察した中で、大分空港が3,000メートル級の滑走路を持っているということと、海上にあるということです。 それともう一つ、大分県自体が先端技術の集積ができているということが評価されて、大分空港にアジアで初めて選定されました。 で、もう一つ、県の関係者から聞くと、空港のある国東半島自体のすばらしい自然であるとか、あと、古代から続く文化に対しても非常に高い関心を持っているということです。 いずれにしましても、大分県自体が内閣府とか、経済産業省が進めています宇宙ビジネス創出推進自治体と、ちょっと長たらしい名前ですけども、それに選定をされておりますので、まず第一に、これからはやはり関連産業の進出とか、新たな雇用が期待できますので、これを県とかと一緒に情報共有しながら、まず進めていきたいと。 それから、観光面では、やはり杵築市としましては、まず美しい坂がある城下町ですので、着物に着替えて散策してもらったり、それから山香・大田の自然と食です。こういったものにもぜひ堪能してもらいたいなというふうに思っております。 で、欧米の旅行者の特徴としましては、日にちをかけてもありのままの自然に触れたり、それから地元の人たちとの直接交流、こういったものを望む傾向が強いと伺っておりますので、本市には幸い大田にJapanTravelCompanyというのがございまして、旅行企画をして、もう実際運営しているすばらしい企業でございますので、本市の強みをこういった旅行業の方とPRをしていきたいというふうに思います。 最後、それから教育の面では、今月号の市報にも書きましたけども、江戸時代の屈指の天文学者の麻田剛立が生まれて、それから御典医をしていました。そして脱藩して大阪に出るわけですけども、それと、隣の国東市の安岐には三浦梅園がいて、この方ももちろん哲学もありますけど、天文観測もして、二人は非常に仲がよかったということですので、教育の部門でその三浦梅園と麻田剛立のそういう講演会です。それを題材にした講演会を県と一緒に考えておりますので、また具体的にお知らせする時期もあろうかと思います。 いずれにしても、雇用であるとか、企業進出であるとか、それから観光、そして教育に大いに利用していきたいというふうに思っています。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 多田議員。
    ◆2番(多田忍君) 未来のある話で大変よかったです。 市民説明会のときには、やっぱり歳出を抑える内容ばかりで、歳入を増やす計画はないのかと市民の方から御意見も多かったと思いますので、ぜひまち・ひと・しごと創生総合戦略のアクションプランに一つとして追加してもらいたいと思います。 それでは、最後の質問に移ります。 市外居住者についてです。最新の市外居住者は何名でしょうか。 ○議長(渡辺雄爾君) 佐藤総務課長。 ◎総務課長(佐藤剛君) 令和2年第3回定例会におきまして同様の質問を頂きましたので、その当時との比較も交えて答弁をさせていただきます。 令和2年8月現在では、病院を除く正規職員325名中68名が市外在住者で、率にして20.9%であります。 令和3年2月現在では、325名中67名が市外在住者で、率にして20.6%、微減となっております。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 多田議員。 ◆2番(多田忍君) 1名減で増えてはいないという状況で、次に、通勤手当、居住手当についての検討はどうなっているでしょうか。 ○議長(渡辺雄爾君) 佐藤総務課長。 ◎総務課長(佐藤剛君) 今年度策定をいたしました未来戦略推進プランの定員及び給与の適正な管理の取組項目の中の具体的な実施項目に、市外在住職員に対する住居手当の不支給を掲げ検討をしてまいりました。 行政改革審議会にて審議をいただく過程におきまして、居住地による手当の不均衡は差別事象につながるのではないかとの御指摘を頂いたところでございます。 その後、精査をする中で、他県の市でありますが、市外に居住する職員の住居手当を減額する条例改正案に対し、当該県が適切ではないとの見解を示したとの報道がございました。 報道の内容は、地方公務員の給与は均衡の原則(地方公務員法第24条第2項)がある以上、在住する場所によって手当の額を変えるのは適当とは言えないだろうとの論調でございます。 こうしたことを踏まえまして、行政改革審議会におきまして、市外在住職員に対する住居手当の不支給は、未来戦略推進プランの実施項目からは削除された経緯がございます。 以上のことから、手当の額に差をつけることにより職員の市内居住促進を図ることは難しいと判断をしております。 さきの行財政改革市民説明会におきましても、複数の会場で、職員の市外居住に関する御意見が寄せられたところでございます。市民の関心の高いことを再度当該職員に説明し、杵築市職員としての自覚を促してまいりたいと思っております。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 多田議員。 ◆2番(多田忍君) 根気強く検討、交渉のほうをお願いします。 これで私の一般質問を終わります。……………………………… ○議長(渡辺雄爾君) 8番、田原祐二議員。(8番 田原祐二君質問席に着く) ◆8番(田原祐二君) 皆さん、こんにちは。議席番号8番、公明党の田原祐二でございます。お昼前の時間帯ではございますが、しばらくの間、よろしくお願いいたします。 今回は、自転車道の整備についてを含む5件の質問をしたいと思います。最後までよろしくお願いいたします。 最初に、仁王輪道を含む自転車道の整備についてお伺いをいたします。 公明党の秋野公造参議院議員は、当市議会の真砂議員にお世話ししていただき、ツール・ド・国東に過去に2度、お子さんと出場しています。前々回は75キロメートルを、前回は95キロメートルを完走して、今では自転車で走る杵築市の風景のすばらしさを語り、杵築の食材のすばらしさを語るなど、杵築市の大ファンになっていると聞いています。 逆に、ツール・ド・国東のコースのすばらしさを秋野議員から聞かされるたびに、市民のおもてなしの心が支える自転車道だからこそ、路側帯の段差や狭小化した危険箇所はなかったかと伺い、さらに、仁王輪道を含めて施設整備にも力を入れるべきではないかと私自身考えるようになりました。 現在、財政状況が思わしくない当市でありますが、将来を見据え観光客を増やす意味でも取り組んでもらいたい事業だと思います。 そこで、現地調査をはじめ、レンタサイクルなどの整備が行われているかと思いますが、これまでの取組と今後の整備方針についてお伺いいたします。 ○議長(渡辺雄爾君) 内野企画財政課長。 ◎企画財政課長(内野剛君) お答えします。 平成29年5月に、通勤、通学、観光、健康増進や災害時の活用など、様々な分野において、国、県、市町村が連携して自転車の利用機会を増やし、安全で快適な環境を整備することを目的に、自転車活用推進法が施行されました。 さらに、最近ではソーシャルディスタンスを取りやすいことから、特に観光地でのコロナ禍における移動手段として需要が高まっており、国東市や佐伯市などでもレンタサイクル事業の拡充やコースの策定が取り組まれております。 今般、杵築市においても観光協会が提供するレンタサイクル事業の拡充のため、新型コロナウイルス感染症対応臨時交付金を充当させていただきました。 杵築駅やふるさと産業館を拠点に、観光客に適度な運動と点在する観光スポットを巡る移動手段を提供することで、観光客が1か所に密にならないよう配慮しながら、長時間滞在できるよう、電動アシスト付き自転車や子ども用の自転車、チャイルドシート付き自転車など、約40台を整備することとしています。もちろん、市民の皆様にも御利用いただきたいと思います。 また、杵築市では長年にわたってツール・ド・国東の開催地として親しまれており、サイクリストに大変知名度の高い地域となっております。 ツール・ド・国東で見られるスポーツタイプの自転車では、1日の移動距離が市域をまたぐほど長くなるため、豊後高田市、国東市、日出町の2市1町と連携し、国東半島地域での休憩場所の確保やモデルルートの紹介を行う、通称仁王輪道に平成30年度から取り組んでおります。 今年度は、国東半島を自転車で巡るサイクルガイドの養成、ツアー造成を行い、来年度以降本格的にツアー販売等を行い、観光誘致に努めていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 田原委員。 ◆8番(田原祐二君) ありがとうございます。 次に、安全対策についてお伺いいたします。 自転車を利用する機会や人が増えると、当然に歩行者や車両との事故やトラブル等のリスクも増えると思いますが、中高生の通学として、また高齢者の健康増進等のための自転車の活用でありますので、それなりの安全対策を図られているとは思いますが、どのような安全対策があるのでしょうか、お尋ねします。 ○議長(渡辺雄爾君) 大塚危機管理課長。 ◎危機管理課長(大塚茂治君) お答えします。自転車損害賠償責任保険等への加入義務化につきましては、令和3年4月1日施行の大分県自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例第13条に規定をされております。対象者につきましては、未成年者を除く自転車の利用者、未成年者が利用する場合は利用者の保護者、事業活動で自転車を利用する事業者、自転車貸付事業者になります。 そのほかでは、通学で自転車を利用する生徒等に乗車用ヘルメット着用の努力義務化や、学校の長による発達の段階に応じた交通安全教室を行うよう努めることなどが規定をされております。 県条例の概要につきましては、県が作成したチラシを市内の中学校及び杵築高校へ2月の初めに配布をいたしました。市民の皆様には、ポスターの掲出や市ホームページへの掲載、市報の4月号でお知らせをするよう準備をしております。 また、小学校においては、警察、交通安全協会と共同で交通安全教室を毎年開催をしており、交通ルールやマナーを学んでおります。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 田原議員。 ◆8番(田原祐二君) 今後も安全対策をよろしくお願いいたします。私自身、杵築市をさらなる健康都市にするためにも、もっと市民に自転車の活用を促してもいいのではないかと思います。イギリスでは2億5,000万ポンド、日本円では約371億円だと思いますが、2億5,000万ポンドを投入して、新型コロナウイルス感染拡大防止のための通勤手段及び公共交通機関の代替として、また肥満防止のための健康対策として、自転車の利用を促していると聞いております。コロナ禍の中、イギリス国内の自転車の売上げは2倍になっているそうです。 我が国においても、第3次補正予算にて国土強靭化の取組が決定し、その中には、自転車道の整備が盛り込まれております。参考までに、秋野議員が長崎県南島原市と連携して、島原鉄道廃線跡を自転車道にして中高生の安全な通学路及び高齢者の健康に資する取組を進めるため、補正予算で8億3,000万円が認められたと聞いております。杵築市においても、中高生の安全な通学と高齢者の健康のために安全な自転車道を確保する取組は、コロナ対策と両立できる取組と思われますが、市長の見解をお伺いいたします。 ○議長(渡辺雄爾君) 永松市長。 ◎市長(永松悟君) 議員御指摘のとおり、本来はハードとソフトの両輪がそろうということになるんですけども、どうしてもこれまでは自動車が中心で、そして歩行者があって、その間の自転車というのが、なかなか施策として明確に位置づけられてなかったということで、こういったところが今から始めて安全な環境をやっていかないといけない。もちろん徐々にはできているんですけども、コロナもありますんで、議員御指摘のとおり、海外でも新型コロナの関係で車とかバス、それから電車を利用せずに、安全にソーシャルディスタンスを保つということで、自転車が非常に評価されてきたということがございます。 そういうことで、これから杵築市としても、もちろん道路幅が狭くて見通しが悪いところ、結構ございますが、ただ、市道、市が管理する市道は、今やっているのが宗近中学校と杵築高校の周辺の本町田平線では、今年度までにグリーンゾーンと呼ばれる、もう3月、今月末ですけども、通学路、グリーンゾーンという通学路を明示する緑色のカラー舗装を施した、それから幅員も広げたりと、少しずつですが整備に取り組んでいるところです。ほかには、県道、国道がありますが、県や国においても、路肩や路面の保全のほか、順次、改良が計画されております。 いずれにしましても、自転車活用推進法ができた経緯としましては、先ほど言いましたように、自動車と歩行者の分離のみということで今までやってきましたもんですから、これから徐々に改善していくという、その法律が自転車活用推進法だというふうに理解をしております。 財政状況とか緊急度の観点から、市だけではなかなか難しいので、国や県、それから警察ですね、連絡を密にしながら取り組んでまいりたいというふうに思います。 また、先ほどお話ししました宇宙港ができると、欧米のほうからも、やはり国東半島をサイクリングしたいというニーズは飛躍的に高まると思います。もちろんアフターコロナの時期になるとは思うんですけど、それまでの間、やはり計画的に自転車道について、サイクリングのある日と、安全に、そして市民もそれを楽しめるような、そういう環境づくりに邁進していきたいと思います。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 田原議員。 ◆8番(田原祐二君) ありがとうございます。なかなかいい話で、暗い話ばっかしで、こういう話も、今後大事ではないかと思います。また、自転車の利用が普及してくると、自転車を整備する需要も高まってくると思われますが、市内の自転車屋さんの利用状況がどうなっているのでしょうか。 また、これからは自転車のパンクを自分で修理したりするなど、自転車整備を身近なことにすることも重要ではないかと思います。市内の自転車屋さんと連携して高齢者向けの自転車教室を開催してはどうでしょうか。 ○議長(渡辺雄爾君) 企画財政課長。 ◎企画財政課長(内野剛君) 現在、市内には、自転車の専門店としての営業店舗はない状態でございます。このため、学生などは、購入したホームセンターなどに持ち込んでパンク修理を依頼していると伺っております。 一方、スポーツタイプの自転車に乗る方々については、修理工具さえあれば自分で簡単に修理ができるというお話をいただいております。 そこで、仁王輪道の取組の一環で、国東半島各所にサイクルオアシスを設け、自転車の修理工具を無料で貸し出す取り組みを行っています。今年度末までに国東半島全体では約30か所、杵築市内では6か所のサイクルオアシスを提供できる見込みでございます。自転車を利用する機会が増えれば、自転車の修理の必要性も増えてくると考えられます。仁王輪道の取組において、希望者を対象にした自転車のパンク修理方法や簡単な整備方法、安全に走るポイントなどを教える講習会を提供したいと考えております。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 田原議員。 ◆8番(田原祐二君) よろしくお願いします。とにかく私が言いたいことは、通勤通学のため、または健康増進のためには自転車が普及すればいいと思っております。それは、二酸化炭素を削減する環境改善や観光客の増加にもつながるんではないかと思います。そのためには、時間がかかるかもしれませんが、自転車道の整備は欠かせないのではないでしょうか。 以上で、この質問を終わります。 次に、新型コロナウイルスワクチンの接種についてお尋ねいたします。 首都圏での緊急事態宣言の発令の甲斐あってか、全国のコロナウイルス新規感染者が減少してきておりますが、まだまだ油断できません。ワクチンとは感染症に対する免疫をつけたり、免疫を強めるために接種されております。個人の発症、重症化の予防や社会全体での感染症の流行を防ぐことが期待されております。 新型コロナワクチンについても、重症化や発熱や咳などの症状が出ることを防ぐことが期待されています。新型コロナウイルス感染症による死亡者や重症者の発生をできる限り減らし、感染者の蔓延の防止を図るためワクチン接種を行います。新型コロナウイルス感染の収束の切り札となるのがワクチンであります。 政府はこれまでに海外製薬メーカー3社との間で、国民全員分をカバーする供給量を契約しました。2月17日からは、医療従事者を皮切りに各地で接種が進められております。現在、使用されているアメリカ、ファイザー社製のワクチンは、高い発症予防効果が期待できる一方、気になるアレルギー反応も、ごくまれですが報告されているようです。希望する全ての人を対象とする大事業でありますが、必ず成功させなければなりません。 そのためには、ワクチンの搬送等が気になりますが、そこでお尋ねします。杵築市には、どこからワクチンを運んでくるんでしょうか。 ○議長(渡辺雄爾君) 河野健康長寿あんしん課長。 ◎健康長寿あんしん課長(河野由紀子君) お答えします。どこから市にワクチンを運んでくるかは、国からの情報では、国内のファイザー社の倉庫からということしか分かっておりません。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 田原議員。 ◆8番(田原祐二君) 分かりました。 杵築市にワクチンが届くことは、どこから連絡があるのでしょうか。連絡があると、届いたワクチンの接種体制を、その都度、どのように組み上げるのでしょうか、お尋ねします。 ○議長(渡辺雄爾君) 河野健康長寿あんしん課長。 ◎健康長寿あんしん課長(河野由紀子君) ワクチンの分配量及び納入予定日は、国が開発しましたパソコン上のワクチン接種円滑化システム、通称Ⅴ─SYSというシステムを使って、市に連絡が来ます。しかし、今現在、把握しているのは、この流れだけであり、いつ頃この連絡が来るのかは全く分かっていません。 また、現在は、ワクチンの供給数が限られていますので、Ⅴ─SYSを使用せず、県から直接、供給数の連絡が入るようになっています。 このような現状ではありますが、ワクチンがいつ来てもいいように、接種体制については事前に計画しています。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 田原議員。 ◆8番(田原祐二君) よろしくお願いします。 品質管理に配慮したワクチンの安全な搬送方法や住民の接種情報を管理するための新システム導入などに関し、自治体は詳細な情報や財源の手当てを政府に求めていると聞いております。 そこでお尋ねします。ワクチンは、どのような状態で運んでくるのでしょうか。解凍し、小分けした状態で運ぶ場合には、バイクや自転車で運んではならないと聞いております。誰がどのように運ぶのでしょうか、お尋ねします。 ○議長(渡辺雄爾君) 健康長寿あんしん課長。 ◎健康長寿あんしん課長(河野由紀子君) ワクチンは、ファイザー社が委託した配送業者からマイナス75度の冷凍状態で配送されます。それをすぐに超低温冷凍庫に保管します。その後、接種する日に接種医療機関や接種会場に運びます。運ぶ際は、温度管理や揺れに脆弱なことなどに注意して、慎重な配送が必要となります。 国は、それらの点に留意して、配送できる運送業者への委託を可能としていますので、当市におきましても、現在、運送業者への委託を検討中であります。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 田原議員。 ◆8番(田原祐二君) 分かりました。よろしくお願いします。 杵築市において、接種は集団接種、個別接種のうち、どちらで行うのでしょうか、また、集団接種と個別接種を組み合わせるのでしょうか、お尋ねいたします。 ○議長(渡辺雄爾君) 健康長寿あんしん課長。 ◎健康長寿あんしん課長(河野由紀子君) 接種体制につきましては、市内の医療機関で実施する個別接種と公共施設で実施する集団接種の併用を予定しております。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 田原議員。 ◆8番(田原祐二君) 集団接種を行う場合、どこで行うのか会場は決まっているのですか。昨日の一般質問の答弁の中で、既に課長のほうから発表されましたが、確認のために再度よろしくお願いします。 ○議長(渡辺雄爾君) 健康長寿あんしん課長。 ◎健康長寿あんしん課長(河野由紀子君) 集団接種につきましては、健康福祉センター及び山香体育館での実施を予定しております。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 田原議員。 ◆8番(田原祐二君) 分かりました。 個別接種はかかりつけの医療機関で行うのですか、それとも近隣の医療機関で行うのですか。また、市民が選択できるんですか、お尋ねします。 ○議長(渡辺雄爾君) 健康長寿あんしん課長。 ◎健康長寿あんしん課長(河野由紀子君) 個別接種は、かかりつけの医療機関で行いますが、御自身のかかりつけの医療機関が新型コロナウイルスワクチンの接種機関になっていない場合やかかりつけの医療機関がない場合は、接種券発送時に同封します接種協力機関一覧から接種する医療機関を選んでいただくことになります。接種協力機関については、現在、調整中です。 かかりつけでない医療機関で接種する場合も、かかりつけの医療機関がある方は、事前にかかりつけの先生に接種をしてよいかどうか御相談した上で接種を受けていただくことになります。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 田原議員。 ◆8番(田原祐二君) 分かりました。 かかりつけ医における個別接種ならば、予診は必要ないのでしょうか、お尋ねします。 ○議長(渡辺雄爾君) 健康長寿あんしん課長。 ◎健康長寿あんしん課長(河野由紀子君) 予診は、接種当日、接種できるかどうか判断するための大切な場面となりますので、かかりつけ医であっても予診を省略することはできません。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 田原議員。 ◆8番(田原祐二君) 分かりました。 次に、副反応の一つであるアナフィラキシーショックは、一般的に接種後、15分から30分の間に起きると言われておりますが、希望すれば接種会場に医師を待機できるようにしてはどうでしょうか。ショックを起こしても、アドレナリン注射を打てば大事には至らないと聞いております。そのような体制は検討しているのでしょうか、お尋ねします。 ○議長(渡辺雄爾君) 健康長寿あんしん課長。 ◎健康長寿あんしん課長(河野由紀子君) 重い副反応の一つであるアナフィラキシーショックの発生率は、現段階ではファイザー社のワクチンでは20万回に1件と報告されています。症状が出るのは、大半が接種後15分から30分までということですので、接種された方は、その時間、接種した医療機関や会場にとどまっていただき、体調の変化を観察させていただくことになります。 接種した医療機関や会場で経過を観察しますので、そこには当然、医師や看護師もいらっしゃいますから、体調に変化があれば、すぐに対応できます。 また、応急治療をするための救急処置用品が国から示されていますので、準備を行っているところであります。同時に、集団接種会場から医療機関への搬送等も想定して、消防署や搬送先の医療機関とも連携を図っていく予定にしております。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 田原議員。 ◆8番(田原祐二君) 分かりました。市民の命がかかっておりますので、万全な態勢でお願いいたします。 また、妊婦に関しましては、母体の副反応やアレルギーが懸念される場合もあるようでありますが、接種はどうするのでしょうか、お尋ねします。 ○議長(渡辺雄爾君) 健康長寿あんしん課長。 ◎健康長寿あんしん課長(河野由紀子君) 新型コロナウイルスワクチン接種は、国民が接種を受けるよう努めなければならないという努力義務が課されていますが、妊娠中の方に対しては、臨床試験でデータが十分集まっていないため、努力義務の規定が適用されていません。そのため妊娠中の方が接種を希望する場合は、かかりつけの先生に十分相談され、有益性がリスクを上回ると判断されれば接種することとなります。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 田原議員。 ◆8番(田原祐二君) また、妊娠可能な女性には、どのようにして周知するのでしょうか、お尋ねします。 ○議長(渡辺雄爾君) 健康長寿あんしん課長。 ◎健康長寿あんしん課長(河野由紀子君) 接種券を送付する際に、ワクチンについての説明書を同封します。また、市公式ウェブサイト、ケーブルテレビ、市報、SNS等あらゆる広報媒体を駆使して周知に努めてまいります。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 田原議員。 ◆8番(田原祐二君) よろしくお願いします。 高齢者や、基礎疾患を有する人は、ワクチン接種において、接種順位の上位に位置づけられておりますが、基礎疾患がある方をどのようにして確認するのでしょうか、お尋ねします。 ○議長(渡辺雄爾君) 健康長寿あんしん課長。 ◎健康長寿あんしん課長(河野由紀子君) 予診票に、基礎疾患があるかどうかを問う質問がありますので、そこで確認するように国からの指示が出ております。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 田原議員。 ◆8番(田原祐二君) 分かりました。原則、住民票を登録している市町村で接種を受けることとなるようでありますが、学生や単身赴任者など市外へ出ている市民の接種はどのようにして進めたらいいのでしょうか、お尋ねします。 ○議長(渡辺雄爾君) 健康長寿あんしん課長。 ◎健康長寿あんしん課長(河野由紀子君) 新型コロナウイルスワクチンの接種は、各地域で住民向けの接種体制を構築することから、住民票所在地の市町村で接種を受けることを原則としています。 ただし、学生や単身赴任者等やむを得ない事情で住民票所在地以外に長期滞在している方は、住所地外で接種を受けることができるよう例外が認められています。住所地外で接種を受けるためには、接種医療機関が所在する市町村が発行する所在地外接種届済書が必要となりますので、該当市町村に相談していただくようになります。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 田原議員。 ◆8番(田原祐二君) 分かりました。 ワクチン接種が進むことにより効果が発揮され、新型コロナウイルス感染症の完全収束への道が開ける年となることを切に願いたいと思います。 以上で、この質問を終わります。 続けていきます。次に、子ども食堂の現状についてお尋ねします。 昨今では、家庭内の様々な理由から、家族一緒に御飯を食べられない子どもが増えており、子どもたちのために地域団体が温かみのある場所や触れ合い、会話のできる場所を提供しようという思いから、子ども食堂は広がりを見せております。 また、いろいろな人と食事を共にする共食の体験をして、一緒に食事を作ったり野菜を栽培したりといった実体験のコミュニケーションを通して、学びを育む環境としても活用されております。 コロナ禍において、子ども食堂が全国的に広がりを見せていると聞いております。NPO法人全国こども食堂支援センターむすびえの調査によりますと、全国の子ども食堂の数は、昨年末までには少なくとも5,086か所に上り、2019年6月時点より1,368か所増えたことが分かっております。注目すべき点は、昨年2月以降のコロナ禍の中でも186か所が新設されているということであります。 そこで、当市の子ども食堂の現状をお尋ねします。 ○議長(渡辺雄爾君) 岩尾福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(岩尾豊彦君) お答えします。子どもに食事や居場所を提供する子ども食堂は、杵築市において、NPO法人が運営している「b&gきつき」、社会福祉協議会が杵築地域の大内地区と東地区で実施している「おおうち食堂」と「東っこ食堂」、そして、杵築地域の南台地区の方が実施しています「和ッショイ食堂」があります。 令和2年度は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、社会福祉協議会の「おおうち食堂」と「東っこ食堂」は、年度当初から現在まで休止しております。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 田原議員。 ◆8番(田原祐二君) ありがとうございます。 残念ながら、大内地区と東地区の子ども食堂は現在休止しているということであります。コロナウイルス感染拡大防止のためなので致し方ないとは思います。1日も早く再開することを望みます。 それでは、現在実施されている子ども食堂の施設内での感染防止対策は、どのようにしておこなっているのでしょうか。お尋ねします。 ○議長(渡辺雄爾君) 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(岩尾豊彦君) 運営スタッフや子どもたちが入室するときは、手指の消毒、体温測定を行い、食事のとき以外はマスク着用を徹底しております。 また、施設内では共用の手拭きタオルは使わず、ペーパータオルを使用し、施設内を定期的に換気、食事の際にはテーブルの消毒やアクリル板を設置して感染防止対策を実施しております。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 田原議員。 ◆8番(田原祐二君) 分かりました。 次に、各地では、食堂の運営者らで構成する団体づくりが進み、食堂の立上げ講座などを開催していると聞いておりますが、当市ではそのようなことは行っているのでしょうか。お尋ねします。 ○議長(渡辺雄爾君) 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(岩尾豊彦君) 市では、食堂の立上げ講座などは行っていませんけれども、社会福祉協議会で保健師や栄養士を講師とした会食ボランティア養成講座を開催しており、子ども食堂を含む地域での会食の場づくりを推進しております。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 田原議員。 ◆8番(田原祐二君) 引き続きよろしくお願いします。 次に、フードバンク食品はどこから供給し、どのくらいの量をストックしているのでしょうか。お尋ねします。 ○議長(渡辺雄爾君) 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(岩尾豊彦君) フードバンク事業は、社会福祉協議会で実施しており、「もってぇねーBOX」というコンテナを社会福祉協議会や地区公民館に設置をして、住民の皆さんから食料品等の提供をお願いしております。 さらには、日時と場所を決めて、集中的に食料品等の寄附を募るフードドライブ事業を定期的に実施しております。 また、県の社会福祉協議会に要請すれば、食料品の提供をしてくれるそうです。 どのぐらいの量をストックしているかということですが、日々の寄附の有無により違いますが、種類的には米、乾麺、缶詰、調味料などは常時あるようです。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 田原議員。 ◆8番(田原祐二君) ありがとうございます。子ども食堂が抱える大きな課題の1つが、来てほしい家庭の子どもや親に来てもらうことが難しいという問題だと言われております。農林水産省のアンケート調査による結果の中でも、この問題が全体の42.3%を占めているようです。 なぜ、このような問題が生じるかといいますと、行政や地域が全ての家庭事情について把握し切れていないという点などが挙げられるようです。それにしても、食料品等を提供してくれる市民の皆様方の善意の声には頭が下がる思いです。 ところで、提供された食料品等は、市内の子ども食堂のほか、どのようなところへ配給されるのでしょうか。お尋ねします。 ○議長(渡辺雄爾君) 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(岩尾豊彦君) 子ども食堂のほかは、食料品等の支援を必要とする生活困窮世帯、また独り親世帯などに配っております。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 田原議員。 ◆8番(田原祐二君) お忙しいこととは思いますが、必要としている方のためにも引き続きよろしくお願いします。 提供された食料品には保存の利くもの、またそうでないものもありますが、野菜等の生鮮食品は新しいうちに配給しているのですか。お尋ねします。 ○議長(渡辺雄爾君) 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(岩尾豊彦君) 社会福祉協議会に確認したところ、野菜等の生鮮食品については、提供があった場合は野菜の状態等を確認し、早いうちに対象者に配っているということです。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 田原議員。 ◆8番(田原祐二君) 冬場は大丈夫だと思いますが、気温が高くなれば鮮度が落ちるのが早くなるので、管理のほうをよろしくお願いします。 また、通われている方からお聞きしたのですが、いつも大変おいしくいただいております。今後も子ども食堂で提供される食事の質を下げないでほしいとの声もあるのですが、このことについてはどのようにお考えでしょうか。お尋ねします。 ○議長(渡辺雄爾君) 福祉事務所長。
    ◎福祉事務所長(岩尾豊彦君) NPO法人が運営していますb&gきつきでは、いろんな食材を使い、栄養バランスのよい食事を提供しております。 毎月の報告書を見ますと、子どもたちは食事を楽しみにしており、食べ残しが少なくなったという報告もあります。 引き続き、バランスの取れたおいしい食事を提供していただくようお願いしてまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 田原議員。 ◆8番(田原祐二君) よろしくお願いします。 子ども食堂は、困窮世帯を支えるだけでなく、多世代の住民が集い、つながりを深める地域拠点としての役割も担っております。ただ、基本的には住民中心のボランティア活動であり、資金面を含めて運営は不安定になりがちです。 そういった面でも、運営には行政の支援が必要となります。行政の支援の現状及び今後の支援計画をお尋ねします。 ○議長(渡辺雄爾君) 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(岩尾豊彦君) b&gきつきでは、令和3年度まではb&g財団からの支援で運営ができますが、令和4年度からは支援がなくなるので、資金調達について検討しなければなりません。 令和3年度の早い段階で、資金調達の方法としてクラウドファンディングや国・県の補助金などの活用について研究し、支援していきたいと思います。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 田原議員。 ◆8番(田原祐二君) 子ども食堂に携わっておられる方々には、施設の運営及び毎日の献立の計画や調理等で大変忙しいことと思います。感謝の気持ちでいっぱいです。 ただ、中には家庭の味を知らない子どもたちもおられるかもしれません。そういった意味でも、ひとときの居場所を提供するためにも、今後ともよろしくお願いします。 以上でこの質問を終わります。続いて行きます。 次に、自然災害対策対応の強化についてお尋ねします。 自然災害が激甚、頻発化する中、気象専門家の役割はますます重要になっています。気象庁では、これまで2016年に自治体に気象予報士を派遣する事業や、2018年に気象防災アドバイザーを育成するための研修会を実施してきたと聞いておりますが、一部地域に限定した取組となっていたようであります。 こうした状況を踏まえ、昨年10月、気象庁は専門人材のさらなる活用に向けて動き出したとのことであります。 そこで、当市においては気象予測等、自然災害に対する取組は行っているのでしょうか。お尋ねします。 ○議長(渡辺雄爾君) 危機管理課長。 ◎危機管理課長(大塚茂治君) お答えします。 警報発令時の気象予測につきましては、定期的に発表される大分地方気象台からの気象情報、大分県防災局に設置される県災害対策本部と気象台の予報士による合同会議の様子をウェブにより視聴することや、気象庁が提供している各自治体防災担当者に向けたページで、警報発令の可能性など市町村別の気象情報をリアルタイムで確認することにより情報収集を行っております。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 田原議員。 ◆8番(田原祐二君) 気象庁が提供する市町村別の気象情報を確認し、情報収集を行っているということでありますが、災害対応の最前線に立つ市職員に対しての防災対応の研修会は開催しているのでしょうか。お尋ねします。 ○議長(渡辺雄爾君) 危機管理課長。 ◎危機管理課長(大塚茂治君) 職員に対しましては、令和2年6月と令和3年1月に避難所運営の研修を行っております。 特に、コロナ対策を徹底した避難所運営が必要なことから、受付時の保健師による健康チェックを含めた感染対策の注意事項の確認や、ソーシャルディスタンスを考慮した居住スペースの配置など、避難所でのクラスター発生を防ぐための研修を行っております。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 田原議員。 ◆8番(田原祐二君) 災害から命を守るためには、国や都道府県が行う公助だけでなく、私たち1人1人の自助、すなわち災害に対する備えをしておくこと、及び危険を感じたら早めに避難するなど、自らの命を守るための防災行動を起こすことが重要だと言われております。 そのような自助のために役立つのが、気象庁が発表している気象警報、注意報などの防災気象情報であります。早めの防災行動が取れるよう、気象庁は大雨や台風などに関する防災気象情報を随時提供しているようであります。当市においても、特に自然災害が多発する出水期──7月から10月頃です──この出水期に備えて気象データを利活用した対策を強化する必要があるのではないでしょうか。お尋ねします。 ○議長(渡辺雄爾君) 危機管理課長。 ◎危機管理課長(大塚茂治君) 例年5月に市内一斉風水害避難訓練を実施しております。 本年度末に土砂災害のハザードマップも完成をしますので、避難訓練時に各地区の防災士を中心としてハザードマップにより避難場所などを再確認していただき、被害に遭わないよう事前の対策を行いたいと考えております。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 田原議員。 ◆8番(田原祐二君) 災害時におけるアドバイザーの助言により、避難勧告の発令や市の対策を決める上での迷いが払拭されていると、他県のある市長は言われております。 当市においては、気象防災アドバイザーの活用についてはどのようにお考えでしょうか。お尋ねします。 ○議長(渡辺雄爾君) 危機管理課長。 ◎危機管理課長(大塚茂治君) 気象防災アドバイザーは、地元の気象に精通し、地方公共団体の防災対策を支援することができる人材として、気象庁が委嘱された方々ですが、現在のところ杵築市として活用実績はございません。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 田原議員。 ◆8番(田原祐二君) 気象庁は、昨年12月、新たに29名の気象台OB、OGの方を気象防災アドバイザーとして委嘱したと言われております。 また、3月末までに同じくOB、OGを中心に、全国で新たに40人から50人にアドバイザーを委嘱することにしているとのことであります。 今後も、市町村の防災力向上を図るため、気象庁と総務省が連携し、市町村に対し気象防災アドバイザーの周知と活用、普及に向けた取組を推進するとともに、市町村の中にも防災業務の専門家を育成していくことが重要ではないかと言われております。 このように、全国的に気象台OB、OGを気象防災アドバイザーとして活用しようとする動きがあるようでありますが、杵築市も参考にしたらどうでしょう。 ○議長(渡辺雄爾君) 危機管理課長。 ◎危機管理課長(大塚茂治君) 気象防災アドバイザーは、災害時の気象の見通しや解説、勉強会、講演会の実施など幅広く活動をされております。 今後につきましては、防災士のスキルアップ研修など活用について検討したいと考えております。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 田原議員。 ◆8番(田原祐二君) 先日の大分合同新聞に掲載されておりましたが、災害の危険性や対処法、必要な備えを学ぶ防災教育が県内の小中高で進んでいるそうであります。巨大津波が東北の沿岸部を襲った2011年3月11日の東日本大震災は、日頃の訓練や学習が生死を分けたケースもあったと言われております。教える内容は、工夫の余地が残るものの、この10年で教育の必要性は広く浸透したとのことです。 ところで、当市は児童や学生を対象とした防災授業または防災教育を行っているのでしょうか。お尋ねします。 ○議長(渡辺雄爾君) 危機管理課長。 ◎危機管理課長(大塚茂治君) 学校からの講師派遣依頼に応じて防災学習を行っております。 本年度につきましては、8月に山香中学校で、中地区の住民自治協議会の防災部、また消防署と合同で避難訓練及び防災教室を実施しました。10月に八坂小学校で避難訓練、11月に杵築中学校1年生が地震、津波、土砂災害などについて防災学習を行っております。 また、防災学習ではありませんが、8月に護江小学校で地域の方々と共同で、有事の際の避難についてマニュアルを作成しております。その際に、県の事業で年に1度の限定になりますが、大分県防災活動支援センターから講師を派遣していただいてアドバイスを受けております。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 田原議員。 ◆8番(田原祐二君) 大雨の原因となる積乱雲のでき方や、雷や竜巻から身を守る方法、台風ができる仕組みなど、正しい天気の知識を収得することで、自然災害の被害から身を守ることができます。 現在、防災学習を行っているということでありますが、継続してほしいと思いますがどうでしょう。 ○議長(渡辺雄爾君) 危機管理課長。 ◎危機管理課長(大塚茂治君) 市として、学校に対する防災学習のメニューはございませんが、学校から講師派遣の依頼があれば応じているところであります。 また、より専門的な知識が必要になれば、防災アドバイザーに講師派遣依頼をすることも可能ですので、気軽に御相談をいただければと思っております。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 田原議員。 ◆8番(田原祐二君) よろしくお願いします。 たとえ災害が発生しても、被害を最小限に抑えるため、今後も気象予測等を取り入れ、今まで以上に自治体の災害対応力を強化することが重要ではないでしょうか。 以上でこの質問を終わります。続けていきます。 最後に、生活困窮者支援についてお尋ねします。 新型コロナウイルス感染拡大による雇用や生活への影響が深刻になっています。 調べによりますと、非正規雇用の人たちなどもともと不安定な立場の方たちにしわ寄せが行っていると言われております。 生活の困窮は生きる意欲すら奪ってしまいかねません。今、何が求められているのかを考えることが大事ではないでしょうか。 当市においても、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、離職及び収入減少等により生活が逼迫されている方がおられると聞いております。市に生活面等での相談はどのぐらいあるのでしょうか。お尋ねします。 ○議長(渡辺雄爾君) 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(岩尾豊彦君) お答えします。 生活困窮者自立相談支援事業を委託しております社会福祉協議会の全世代支援センター「まるっと」の受付実績によると、令和2年4月から令和3年1月末までに生活困窮の新規の受付相談が実数で346件あり、そのうち新型コロナウイルス感染症の影響により、離職または収入が減少したため、緊急小口資金等の借入れの相談件数は228件でした。 このような相談に対して、資金の貸付けや訪問、他の機関との連絡調整などの各種支援を行っております。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 田原議員。 ◆8番(田原祐二君) ありがとうございます。現状は、予想以上に厳しく、かなりの相談件数だということがよく分かりました。 引き続き、他の機関との連携を取りながら支援のほどよろしくお願いします。 それでは、雇用対策としてはどのようなことを行っているのでしょうか。お尋ねします。 ○議長(渡辺雄爾君) 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(岩尾豊彦君) 相談のあった世帯の状況を見ながら、移動手段のない方にはハローワークへの同行支援や、社会に出ることに不安がある。他人とうまくコミュニケーションできないといった理由で、すぐに一般就労が困難な生活困窮者に対しては、就労体験、就労へと導く計画的な支援を実施しております。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 田原議員。 ◆8番(田原祐二君) 相談者の状況に応じた対応をされているということでありますが、1人も取り残さない、1人1人に寄り添う支援を今後ともよろしくお願いします。 それでは次に、生活や住まいの支援対策としてはどのようなことを行っているのでしょうか。お尋ねします。 ○議長(渡辺雄爾君) 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(岩尾豊彦君) まず、生活面については、社会福祉協議会が行っている緊急小口資金や総合支援資金の貸付けを行っており、1月末までの実績で、延べ409件、1億5,294万円を貸付けしております。 また、緊急的に食料品などが必要な方については、フードバンクにお寄せいただいた食料品などを適宜提供しております。 次に、住まいにつきましては、収入が減少し、家賃が払えず、住居を失うおそれのある方に対しまして、住居確保給付金を支給しており、1月末までの実績で14世帯152万6,500円の支給を行っております。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 田原議員。 ◆8番(田原祐二君) これもまた、多くの方が利用されていることがよく分かりました。引き続きよろしくお願いします。 新型コロナウイルスの流行が長期化する中、独り親世帯の経済的な困窮が深刻さを増しています。支援団体の調査では、4割の世帯で収入が減少し、6割が食費を切り詰めている実態も判明しております。 そこで、独り親世帯にはどのような援助を行うのでしょうか。お尋ねします。 ○議長(渡辺雄爾君) 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(岩尾豊彦君) 独り親世帯には、子育て生活の支援についての相談を、社会福祉協議会に委託しています全世代支援センター「まるっと」で対応し、就労の支援としてハローワークや大分県母子・父子福祉センターと連携し、職業に就くための情報の提供や職業のあっせんなど支援を行い、子どもを抱えても安心して仕事が行えるよう、休日保育や病児保育など多種多様な就労形態に対応する子育てサービスを実施しています。 また、経済的支援として児童扶養手当の支給や医療費の助成など、そして今年度は独り親世帯臨時特別給付金を2回給付しており、今後も国、県と連携して支援に取り組んでいきます。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 田原議員。 ◆8番(田原祐二君) 独り親家庭は、非正規雇用労働者の割合が高く、収入が少ないほどもともと経済的基盤が弱く厳しい状況にある中で、その生活実態が依然として厳しい状況であります。 今後も、国や県と連携を取りながら対応のほうをよろしくお願いします。 次に、生活保護申請についてでありますが、自治体側が親族に援助できるかどうか問い合わせる扶養照会を理由に困窮者が申請をためらう実例が全国的に発生していると聞いております。 特に、コロナ禍において、生活保護を必要とする人がためらうことがないように当事者に寄り添った生活保護の弾力的な運用を行っていただきたいと思いますがどうでしょうか。お尋ねします。 ○議長(渡辺雄爾君) 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(岩尾豊彦君) 新型コロナウイルスの影響にかかわらず、生活保護の相談があった場合には、生活保護制度の仕組みについて十分な説明を行い、その上で、申請があった場合には可能な限り速やかに決定を行うように努めております。 令和2年度は、1月末までに81件の相談を受けており、そのうち15件が生活保護の申請を行っております。 ちなみに、現在まで杵築市内においては、新型コロナウイルスを直接の原因とした生活保護の申請は出ておりません。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 田原議員。 ◆8番(田原祐二君) 分かりました。 次に、新型コロナウイルスの感染拡大により、外出自粛等が長引く中、家庭内のDVや児童虐待への懸念が強まっております。自宅で過ごす時間が増えている中、家族や親子関係、子育てに関することなど、心配や悩みが多くなっているのではないかと思われます。外出できないストレスや、経済的な不安が引き金になり、暴力が生じやすい状況になっているようです。 支援団体への相談が増え、国や行政に相談体制の強化を求める動きも出てきていると聞いております。 当市でのこういったDVや虐待の状況がどうなっているのでしょうか。調査等により、実態を把握しているのですか。また、それに対してどのような対応をするのですか。お尋ねします。 ○議長(渡辺雄爾君) 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(岩尾豊彦君) 新型コロナウイルス感染症の影響により、外出を控える人が増え、親や子ども、配偶者らが自宅で共に過ごす時間が延びたことが要因となる虐待通告は全国的に増加をしております。 本市においては、令和2年4月から令和3年1月末現在、新規の虐待相談、通告は25件で、昨年度と同程度です。 本市では、児童虐待の発生予防対策を含めた子育て支援施策として、乳幼児家庭全戸訪問や、乳幼児健診にて保護者の子育ての状況を把握し、保護者の困りに寄り添い、必要な家庭には早期に対応しております。 加えて、養育に困りを抱える家庭に対して、保健師等の専門職が訪問し、具体的な育児方法を伝えたり、子育て、家事の両立が困難な家庭に、一時的に家事支援を行う養育支援訪問事業、また、保護者の疾病その他の理由により、家庭での養育が一時的に困難となった場合、児童養護施設等で養育、保護を実施するショートスティ事業などの子育て支援事業も積極的に活用して、重層的な支援を行っております。 また、市内の小中学校、幼稚園、保育園、こども園、児童相談所等、関係機関と連携し、見守り体制の充実を図っております。 以上です。 ○議長(渡辺雄爾君) 田原議員。 ◆8番(田原祐二君) ありがとうございます。 DVや児童虐待に関しての暗いニュースも多い世の中でありますが、全ての子どもが、児童の権利に関する条約の精神にのっとり、適切な教育を受け、健やかな成長、発達や自立が図られることなどを保障される権利があります。 子どもの健やかな成長に影響を及ぼす児童虐待の防止は、社会全体で取り組むべき重要な課題ではないでしょうか。 今後も、保護者等に対しての細やかな対応をよろしくお願いします。 最後になりますが、1日も早くコロナウイルスを封じ込め、皆が明るく健康で過ごせるようになりますように願うばかりです。 以上で、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。……………………………… ○議長(渡辺雄爾君) ここで、1時まで休憩いたします。────────────午前11時56分休憩午後 1時00分再開──────────── ○副議長(堀典義君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ここで報告をいたします。 渡辺議長から都合により欠席する旨の届出がございましたので、地方自治法第106条第1項の規定により、副議長の私が議事を進行いたします。 一般質問を続行いたします。 12番、小野義美議員。小野義美議員。(12番 小野義美君質問席に着く) ◆12番(小野義美君) 皆さん、こんにちは。今朝一番に──議席番号12番、市民クラブの小野義美です。 今朝一番の発言者である多田議員から、今日は3が3つ並ぶ日ですということで、その今日の3番目の、まだ4番目の3であります、3番目の発言者は小野議員でありますというようなことで、議員に期待しますと言われて私も今プレッシャーを感じておりますが、4番目の3は、今日は出席発言順位は3という。そしてまた、その次5番目は13時からと。そしてまた、そのとき6番目もあります、発言項目は3つということで、3が6つ並びます。 ある競技の番号、3と7はラッキーナンバーであります。私もラッキーナンバーに恥じないような質問をしたいと思います。回答の方も、ラッキーな回答を期待しております。 それでは早速、農業問題について質問をしたいわけでありますが、その前に、竹中和男農林水産課長。2年間、本当に御苦労でございました。課長は、令和元年4月、正式には4月26日という記憶しておりますが、大分県からの2年間限定の派遣ということでですね、杵築の農林水産業の振興のために来ていただきました。 その初めの6月議会で私が課長に質問したときに、課長、どういう思いで杵築に今来ましたかと。ちょっとその思いを聞かせてくださいということで、昨日、その議事録を読ませていただきました。課長の答弁がですね、杵築の農林業の振興はもちろんであるが、担い手の育成確保に全力を入れていきたいというふうに答えていただきました。 この2年間は、県よりの情報の収集や連携等に御尽力をいただき、特に担い手については、いちご学校やファーマーズスクール等に結果を出していただきました。本当に、ありがとうございました。私もこの2年間、8回の議会があり、農業問題を必ず1つは質問させていただき、その都度、的確な答弁をいただき、感謝を申し上げます。 県に帰りましても、要職に就くと思います。ますますの活躍を御祈念申し上げて、また杵築市の農林水産業の振興に力添えをいただきますよう、お願いをいたします。 それでは、竹中課長、最後の質問であります。ラッキーな答弁を期待しております。 ○副議長(堀典義君) 小野議員。お話し中、すみません。 きっと声が籠もっているようですが、マスク外しますか。 ◆12番(小野義美君) 失礼しました。 いいですか。 それでは、農業問題の1番目の質問であります。 令和2年7月豪雨の農用地被害についてはということで質問をさせていただきます。 昨年の9月議会に、農用地の被害状況をお知らせくださいということで質問をしましたら、竹中課長は、大変な被害で、100か所以上は被害が出ておるというふうに受けておるという答弁を頂きました。最終的な集計も出たと思いますが、現状をお知らせ願いたいと思います。 ○副議長(堀典義君) 竹中農林水産課長。 ◎農林水産課長(竹中和男君) 答弁をさせていただく前に、多分なるお言葉、御評価頂き、大変ありがとうございます。私もまだまだやり残したこともあり、もう少し杵築で頑張りたいなという思いがありますが、事情がどうも許さないようでございます。県の組織に4月以降帰るわけですが、帰ってもまた杵築市のために、何かしら御恩返しができればというふうに思っている所存でございます。 3並びのお話がありましたが、私ごとではありますが、今日は長女の誕生日でございまして、(笑声)ひな祭り生まれで「百花」という名前をつけましたが、今日頑張ってですね、答弁したいというふうに思います。 それでは、質問のお答えでございます。 昨年の7月豪雨の被害状況でございますが、本市では7月の5日から14日、梅雨前線豪雨において、田畑の農地52件、それからため池・水路などの農業用施設が50件、合わせて102件が最終的な被害報告ということで受けております。 以上です。 ○副議長(堀典義君) 小野議員。 ◆12番(小野義美君) 102件が最終的に被害をという、届出が出たということであります。まだまだ多くの被害が出ておると思いますが、届出があったのが、報告があったのが102件。農地が52件と施設、施設というのはため池や水路を指すということですね。 その復旧の申請数が102件ということでありますが、その内訳は分かりますか。 ○副議長(堀典義君) 農林水産課長。 ◎農林水産課長(竹中和男君) ここで、内訳については、田畑、農地等は面積でどれぐらいというようなことも言えるんですが、ため池・水路等の農業用施設についてはどうしても件数や額ということになりますので、もう被害額でお答えをさせていただきたいと思います。 被害報告を受けた102件について、昨年10月に国の災害査定を受けました。その結果、農地につきましては7,029万1,000円、ため池や水路などの農業用施設については8,854万8,000円、合わせて計1億5,883万9,000円の事業費が確定したところでございます。 以上です。 ○副議長(堀典義君) 小野議員。 ◆12番(小野義美君) 金額にして1億約6,000万の事業費が決定したということですが、これは、通常の事業費というか、今回ですね、大変な豪雨で当市はじめ大分県もそうでしょうが、激甚災害の指定されたと聞いております。激甚災害に指定されますと、負担率は通常やはり1割ぐらいは地元の方が負担しなければならないというように聞いております。通常被害はですね。 今回、激甚になったということ、この被害の負担率どれぐらい安くなったということでお答えを願いたいと思います。 ○副議長(堀典義君) 農林水産課長。 ◎農林水産課長(竹中和男君) 今回、激甚災害に指定されたことにより、国の補助率をさらにかさ上げできる補助率増高申請を行いました。 その結果、国庫補助率が農地の場合で94.3%、農業用施設の場合97.9%となり、結果的に地元の負担割合は、最終的に農地では2.85%、農業用施設では0.735%となりました。 以上になります。 ○副議長(堀典義君) 小野議員。 ◆12番(小野義美君) 流れとして、当初、設計単価が出たときに地元の方に連絡をして、おたくの被害はこれ、例えば100万ですと。なら負担金が10万かかりますというようなことで連絡があって、負担金を納付して入札にかかるというような流れでいくと思うんですが、そういうことでですね、大変よいことです、地元負担が減ったのはよいことですが、事前に負担金を集めておると思います。 これが、まあ入札をしますので入札残が発生をすると思います。そしてまた、工事額が、これが大変安くなったということで、農地については2.85%。10%ぐらいあるのが、2%ぐらいになったということで、この金額に差が出てくるわけですが、この負担金の差額はどういうような形で還付されるんですか。 ○副議長(堀典義君) 農林水産課長。 ◎農林水産課長(竹中和男君) 今回の災害の地元負担金については、当初、地元の負担金が負担割合が確定しないうちに、負担金を頂いております。議員がおっしゃるとおり、これから入札残、それからその負担金の額が確定したことにより、負担金の還付という作業が、これから入らせていただいております。 ほぼほぼ、工事費も確定しております。今後、3月中に還付の資料を市で作成して、それを皆さんの下に送って、それから手続に入っていきたいというふうに思っております。 具体的な金額の還付についてはですね、5月末までには皆さんに還付できるというふうに思っております。 以上です。 ○副議長(堀典義君) 小野議員。 ◆12番(小野義美君) ありがとうございます。本当に、農家の負担が少なくなるということですね。農家の方も大変喜んでおると思います。 この負担金の軽減ですが、これは市、市にも関係がありますか。市も安くなるというようなことになりますか。 ○副議長(堀典義君) 農林水産課長。 ◎農林水産課長(竹中和男君) 市も同様に、負担額は減っております。農地の場合ですと当初10%が地元負担金同様2.85%、それから農業用施設については、6.5%が普通でございますが、これは地元負担率が高くてですね、1.365%ということになっております。 以上です。 ○副議長(堀典義君) 小野議員。 ◆12番(小野義美君) 市にも、この恩恵が出るということですね。大変いいことだと思います。 復旧工事にかかるわけですが、復旧工事の入札をしての発注、そしてまた工事等の状況をちょっとお知らせください。 ○副議長(堀典義君) 農林水産課長。 ◎農林水産課長(竹中和男君) 現在102件のほとんどの工事発注が、一部を除いて終わっております。しかしながら、年度内の完成は難しい状況のため、繰越しでの工事となります。 繰越しとはなりますが、田植え時期には間に合うようにですね、早期完成に向け、現場を進めていきたいというふうに考えております。 以上です。 ○副議長(堀典義君) 小野議員。 ◆12番(小野義美君) 発注がほとんど終わったということですが、農家にしてみればですね、これ田んぼです。水田の準備があります。 そしてまた、農家の声を聞けば、水田の準備だけではなくて、早くから田を起こしたいと。土作りのためにですね、起こしたいと。できるだけ早くということ。そしてまた、農道をよくしていただけなければ、その次の田んぼに行けないというような話も聞きます。 そしてまた、業者のほうに聞けば「あんた受けたんじゃけ、やっちくれんかい」という、もう急に4つも5つも出て、一気にはできませんと。できれば早く発注してくれれば、年末年始に向けて発注してくれればすぐかかるんですがというような話もしておるんですが、この発注を早くできないものか。事務的なこともあると思うんですが、これは少しでも早くすることによって両方にいろいろな利益が出ると思うんです。そこはどう考えておりますか。 ○副議長(堀典義君) 農林水産課長。 ◎農林水産課長(竹中和男君) 被害を受けられた地元の方からそういう声があるのは、承知しております。私どもも、直接そういう意見を頂くこともございます。 今回、国による災害の査定が10月から11月に実施されております。その国の査定後、実施設計、入札、工事という流れになります。 今回は102件ということで件数も多く、どうしてもこの時期になってしまいました。先ほども申しましたが、早期完成に向け、現場を進めていきたいというふうに思います。 以上です。 ○副議長(堀典義君) 小野議員。 ◆12番(小野義美君) もう、そのいろいろなことで早くやりたいということですが、できるだけでね、早く処理を、事務処理等をやって発注、工事にかかるようにしてください。 そして、これは要望ですが、工事を請け負った業者にですね、ぜひこれは指導というかお願いをしていただきたいのは、工事を受けたら、まずその工事の発注者の下にですね、連絡をしていただきたい。 もう発注した人は、農家の人は「負担金の早うしたけどが工事してくれねえんじゃろうか、せんのんじゃろうか」というようなことで不安がいっぱいです。まだ連絡もねえんじゃがな、もう発注は済んじょんじゃかなということで心配をしておりますので、その業者が「あんたんところを受けたが、どういう状態でなるべく早く行くんです、この時期ぐらいに行けます」とかいう話をすれば、地元の方もそれに向けた作業、対応ができると思うので、そこはぜひですね、業者のほうの指導をやっていただきたいと思います。これは要望です。 ○副議長(堀典義君) 小野議員。 ◆12番(小野義美君) それでは、次の質問、ヤマジノギクの苗確保について質問をいたします。 もう昨年、とうとう、ヤマジノギクの栽培ができませんでした。というのは、苗にウイルスが入って、苗が出荷できなかったということで、県の花卉センター、まあ今は名称が変わっておりますが、「花きグループ」というような別府の鉄輪にあるセンターですが、そういうところ等の影響があってできなかったということであります。 十七、八名程度の一昨年は作付者が、栽培者があったわけですが、その方たちは全てほかの作物の、小菊等いろいろなことで作物を変更させていただいたと。 このヤマジノギクはですね、大分県だけしかない。オリジナルの品種です。それも、山香が主要産地であります。このなぜかというと、トヨロマンという品種があります。代表する品、それは紫の花が咲きます。この花が、紫の花を咲かせる菊というのはですね、その花の色が、色合いがいいということで大変、市場からも評価を頂いております。 昨年も県のほうに強く要望して、絶対絶やすことはならんということでお願いをしておったんですが、今年、今、苗の状況はどういうふうであるか教えて願いたいと思います。 ○副議長(堀典義君) 農林水産課長。 ◎農林水産課長(竹中和男君) 現在、苗の注文受付期間中で、最終的な数字はございませんが、杵築市地域活性化センターにおいて、6月から7月の提供に向けて、注文のあった14戸、21万8,700本の苗を準備中ということでございます。苗の確保については、十分な本数は用意できているということでございます。 ちなみに、昨年の注文数は17戸、35万2,107本でございました。しかしながら、花のウイルスの影響を受けて栽培ができなくなったことから、代替品目として小菊やハボタンを栽培してもらうということになりました。 代替品目で作ったんですが、成績が思いのほかよかったとかですね、それから、またウイルスにやられやせんかということで、ヤマジノギクはもういい、ちょっと様子を見ようかというような農家もいらっしゃるようです。結果として、ヤマジノギクの栽培農家数が3戸減少する見込みとなりました。 なお、本年は、育苗ハウス全体を網室化し、ウイルスの侵入を防ぐという、ウイルスを媒介する昆虫の侵入を防ぐ事業を現在進めており、健全な苗の供給が可能と考えております。 以上です。 ○副議長(堀典義君) 小野議員。 ◆12番(小野義美君) ありがとうございます。苗の供給が、健全な苗の供給ができるということでですね、生産者も期待をして注文もしてくれておると。しかしながら、14戸の方になったということであります。 実は私も昨日、県の花きグループ──これは、正式には大分県農業振興何とか課の花きグループというところであります。そこの所長を、前の農林課長の松成茂氏がやってくれております。よく指導を今仰いで、そこにも行ったり連絡も取ったんです。昨日連絡して、ちょうどおりました。 どうですかと聞くと、一生懸命努力をして、すばらしい今苗、種の供給ができておりますということですが、ただ、なかなか、先ほど課長が言われるようにですね、ウイルスについては万全の策を取っておるがということで心配されておりますが、県のオリジナル品種ということで、必ず対応しますというような返事も頂きました。 ただ、生産者に聞けばですね、値段的にもちょっと高くなるような話もしておるがということで、それともう一つは、苗も自分のところで育てて、実生から育ててもらいたいというような話もあるというような話も聞いております。生産者もコストをいかに抑えるかというようなことで、心配もしておるんですが、仮に、そういうようなコスト高になるような状況になれば、市としても、そういう上昇部分についての支援も考えていただきたいと思うんですが、この点については、どうでしょうか課長。 ○副議長(堀典義君) 竹中農林水産課長。 ◎農林水産課長(竹中和男君) 値段について、私も確認をさせていただきました。ヤマジノギクの苗づくりについては、今年は、ウイルス病の発生に特に気をつけており、その分コストが上がっているという、栽培コストが上がっているという状況のようでございます。 先ほど答弁した網室化もその一環ですが、網室にするために、その料金にそのままつけ加えると、とても高い苗になってしまうと、それは防ぎたいということで、市のほうで補助金を入れております。値上げの要因にはならないようにしたんですが、そのほかの経費、網室化するだけじゃ、ウイルスは完全に除去というか、防げませんので、そのほかのこともいろいろやっているということで、どうしても値上げは必要だというふうに聞いております。御了解いただきたいというふうに思います。 以上です。
    ○副議長(堀典義君) 小野議員。 ◆12番(小野義美君) 私よりも生産者のほうにしっかりと説明もして、また、いただきたいというふうに思います。ぜひとも、ヤマジノギクについては、頑張っていただきたいというふうに思います。 それでは、続けていいですか。 ○副議長(堀典義君) 小野議員。 ◆12番(小野義美君) 農業問題、最後のウンカ、水稲、ウンカの予防、農薬対応についてということで、お聞きをします。 昨年は、水稲の被害、ウンカの被害が多大でありました。後からの聞き取りによれば、早くウンカの予防剤を散布した水稲はウンカの発生が少なかったと、ほとんどなかった地域もあるということで、要は、苗箱の、稲の苗箱のときに薬を散布すれば、それが80日、90日効くということで、そのときに効く薬をやれば、やったところはよかったと、結果はよかったというようなことでありますが、私、昨年のときも話したんですが、この薬が昨年はなかったんです。取れなかったんです。そういうことで、早くJAさん等が注文して、農薬会社に注文して確保してくださいということで、今年は早く予約注文が入りました。が、1月でもう注文締め切っておる状態であります。注文書にそう書いてあったんで、農家の皆さんが、何か、もう締め切ったんか、ないと、欲しいのにというようなことがありました。そういうことで、ウンカの予防について、課長、ひとつ、農薬等についてお知らせを願いたいと思います。 ○副議長(堀典義君) 竹中農林水産課長。 ◎農林水産課長(竹中和男君) お答えさせていただきます。 ウンカで大変不作というのが2年続きました。水稲の作況指数は、この2年間、大分県、特に杵築市を含む湾岸地域で非常に悪く、全国的にも3位、後ろからですね、ぐらい作況指数が悪うございました。具体的には67というところで、不作という結果でございました。その大きな要因の一つがトビイロウンカの大発生というものでございました。来年産につきましては、最大限の予防策を講じ、対応していきたいというふうに考えております。 まず、箱苗、苗箱の処理剤の徹底を図ります。JAや県、農業共済組合と連携し、トビイロウンカに効果的な薬剤の使用を呼びかけていきます。また、発生したウンカに対しては、本田への防除を呼びかけます。県の農林水産研究指導センターが注意報や警報を発表しますので、それらの情報も随時お伝えしていきたいというふうにしたいと思います。 それから、議員が心配されております。確かに農協に確認したところ、薬の予約が1月に締め切ったということでございましたが、農協も取扱いをやめているわけじゃないので、追加注文に対応できるということでございますし、また、一般の農薬取扱い店でも、本年については、在庫は結構あるということで、購入ができるものと思っております。 以上です。 ○副議長(堀典義君) 小野議員。 ◆12番(小野義美君) 私もJAのほうにしっかり対応をお願いをしたいというふうに思います。 水稲の箱苗処理ですけど、この農薬が本当は水稲の苗に農薬をかけて、二、三日吸い取らせると、苗に農薬を吸い取ら、これが1番効果が出るんですが、何せ、自分たちは植えるのがいっぱいで、苗が来たら、そのまま農薬をやって植えるというようなことで、効果が半減するというようなことがあります。そういうことで、私も全て活性化センターに苗を頼んでおります。活性化センターで、この箱苗のときに散布をしていただいて、それを私たちは、農薬代もちろん出しますが、買って植えるということが1番理想ではないかというふうに思います。活性化センターも大変と思うんですが、農薬も1反分が1キロです。それを20枚の苗箱にまくんですが、これが1キロ単位で、約500円ぐらいします。これ10キロになると4,000円ぐらいで、10キロになると4,000円ぐらい。さらに100キロになると、また安くなると思います。まとめて活性化センターで、あるいは農薬を散布すると。苗箱の色か何かを変えとって、散布した農薬は、箱苗は幾らですよと。農薬代がかかります。そうすると農家の方も助かります。注文するときに、今年はもうだめです。今年はもう私も農薬を注文して買っておりますので、それをやるんですが、来年から、そういうような方向でやってくれると、効きもまた十分効果が出るということで、ぜひ、そういうようなことが実現できないものか、検討ができないでしょうか。 ○副議長(堀典義君) 竹中農林水産課長。 ◎農林水産課長(竹中和男君) 苗箱の処理でございますが、これについては、効果を高めるために、対応、当日じゃなくて、前もって農薬の散布したほうがいいというのは、議員がおっしゃるとおりでございます。育苗段階での外箱施用、農薬の施用というのを、活性化センターの機械もございますし、技術的にも可能ではあるんですが、その処理を、当然値段が上がってしまうので、それを自分でする。つまり、苗箱処理をしなくてもいいよというような方もいらっしゃいますし、いや、もう、やっちょくれということで、苗箱処理をしたものがいいというふうに、農家によって、それぞれ注文が変わると思われます。その注文に対応するには、活性化センターに事情聞いたんですが、苗置場のひつを間違わないように、苗箱を置く場所を変えるとか、それとか、注文の取りまとめ、もう既に終わっておりますので、さらに追加注文する。どうするか、ということも、いろいろ考えたんですが、3年産用の対応につきましては、ちょっともう難しいなということでございました。また、4年産、来年産については、薬を処理したもの、していないものを間違いないように、議員おっしゃった苗箱の色を変えるとか、場所をきれいに分けるとかいうような対応も必要になってきます。今後、どのような対応をしていくか、現時点では未定ということで、いうふうに聞いております。 以上です。 ○副議長(堀典義君) 小野議員。 ◆12番(小野義美君) 3年産はもちろんそうですが、次の対応もひとつ検討していただきたいということで、要望お願いしたいと思います。 竹中課長、ありがとうございました。農業問題、これにて質問全部終わります。 ○副議長(堀典義君) 小野議員。 ◆12番(小野義美君) 続いて、2番目の質問であります。新型コロナ対応についてということであります。 6つほど質問を並べておりますが、この質問は、昨日、藤本議員、そして、また、午前中、田原議員が質問しております。重複するところは、答弁等は、もう割愛をさせていただきます。 まず、初めのワクチン接種の時期、順位とはということです。これも答弁をいただいております。3月中旬以降、65歳以上の方、高齢の方に接種券を発送し、16歳から64歳の方は4月下旬以降に発送するというようなことであります。順位については、医療関係者、あるいは、施設の関係者、そして65歳以上の方というような順位であるということであります。 接種場所についても、市内の各医療機関、健康福祉センター、体育館を予定しているというような答弁も聞かせていただきました。 その次の3番目の2回接種の間隔はということで、これは今朝のテレビの報道でもありました。これはイギリスのほうでしたか、1回しか接種をしない方は60%の効果しかないと、2回以上、2回接種する方は85%以上、95%以上というようなことで、2回接種をしなければ、効果が少ないというふうにあります。この2回接種の間隔はどのくらいですか。 ○副議長(堀典義君) 河野健康長寿あんしん課長。 ◎健康長寿あんしん課長(河野由紀子君) お答えします。 ファイザー社のワクチンは、通常接種した次の日を1日目として、21日目に2回目の接種をすることとなっています。もし、それを超えた場合は、できるだけ速やかに2回目の接種を受けることとなっています。 以上です。 ○副議長(堀典義君) 小野議員。 ◆12番(小野義美君) 3週間ほどたって、2回目の接種を行うというようなことであるというふうですね。はい、分かりました。 次は、次の質問が、高齢者等の送迎はということで、これも質問がありまして、答弁もいただいております。集団接種の場合はバスの送迎を計画しておると、個別各医院で接種の場合は、それぞれの今まで対応しよった交通手段を使ってくださいというようなことで答弁がありました。 その次は、接種の意思確認。ここは私も1番気になっておるところであります。これについて、まず、どういうふうに意思確認をするのか、お答え願いたいと思います。 ○副議長(堀典義君) 河野健康長寿あんしん課長。 ◎健康長寿あんしん課長(河野由紀子君) 事前にワクチン接種の説明書を送付しますので、よく読んでいただき、理解した上で、接種を希望される場合は電話予約を行い、接種会場や接種する医療機関に来ていただき、最終的には予診において意思確認を行います。 以上です。 ○副議長(堀典義君) 小野議員。 ◆12番(小野義美君) 今の説明では、ワクチンの説明書をまず送付すると、事前にです。それを読んでいただき、理解した上で、接種を希望される方は電話で予約をするというような答弁でありました。これがなかなか高齢者の方、特に相談をする相手もいない独居老人の方が説明書をよく読んで理解をするというのは、なかなかこれは厳しいところがあるんではなかろうかというふうに思いますが、そういう方が出たり、また後に、そういうことなら、わしも、すりゃよかったというようなことがあるかもしれません。そういうときの対応、一つ、どういうような対応するのか、お聞かせ願いたいと思います。 ○副議長(堀典義君) 河野健康長寿あんしん課長。 ◎健康長寿あんしん課長(河野由紀子君) 高齢者の方々に情報が行き届くように、社会福祉協議会の全世代支援センター「まるっと」や、市内介護事業所などにも協力をお願いしながら対応していきたいと考えております。 以上です。 ○副議長(堀典義君) 小野議員。 ◆12番(小野義美君) ここが1番私も心配するところですが、まず、現状のチェックというか、送付をまずするわけで、説明書を送付する、65歳以上の方にするわけでありますが、希望者が電話で予約をする。なかなか、これも、どの程度、理解してくれるのか分からないというようなことで、社会的に漏れる方が出るかも分かりません。そういうことで、情報が必ず届いたか届かないかの確認も必要であります。河野課長、私の思いですが、これは説明書を送るときに返信用の封筒を入れて、必ず、送ったら、必ず返信をしてくださいと、その中に、こういう理由で接種は受けませんとか、受けたいんですけど、足がないとか、いろいろな理由があろうかと思うんですが、そういうようなところをチェックする欄を何項目かつくって、接種しますなら、1番です。丸。そういうことで、それを返送していただくことによって、全体の把握ができるわけ。まず、返送がなかった分については、再度確認すればいいんですよ。そういうような何か形を取って、これはまず現状のどういう状態に、今、杵築市が65歳以上の高齢者の方があるのかいうような把握をするのに、これは必要じゃないかと、そういう提案をしたいと思うんですが、課長、答弁はできますか。 ○副議長(堀典義君) 河野健康長寿あんしん課長。 ◎健康長寿あんしん課長(河野由紀子君) この新型コロナウイルスワクチンの接種は、本当に全世界的に初めての接種でありまして、私たちも本当に初めての経験で、昨日も目標の接種率を報告させていただきましたが、本当に実際蓋を開けてみないと、どれぐらいの方が打つか分からないというような状況であります。そんな中で、接種率を見ていきながら、接種率を向上させていくための方策として、議員さんが御提案いただいたようなことも含めて検討を、対策として検討を考えていきたいと思っております。 以上です。 ○副議長(堀典義君) 小野議員。 ◆12番(小野義美君) ありがとうございます。ぜひとも、漏れのないようにというようなところを鑑みながら検討していっていただきたいというふうに思っております。 それから、コロナ対応については、最後の高齢者の想定接種率はというようなことで質問も上げておったんですが、これも70%ぐらいを想定しておりますというようなことで、答弁を先般いただいております。 そういうことで、最後の質問になります。これは、永松市長、質問したいと思うんですが、コロナ対応について、山香病院が果たす役割が大変大きいというふうに思っております。山香病院は本当に頑張ってくれております。今朝ほどから事務長とも話させていただいたんですが、まだ、このコロナ禍の中で、山香病院もベッドの稼働率は90%以上、稼働率があるということです。他の自治体の病院は、昨年ですが、70%ぐらいです。そのとき山香病院も93%か、4%行っとるのですが、まだ、それから、まだ、90%以上維持しておるということで、このコロナ禍の中で、やはり、このベッドの稼働率をこれだけ維持してくれておると、そして、また、黒字運営をやってくれておるというようなことで、宇都宮事務長も頑張ってくれておるというような話をしていただきました。 ただ、PCR検査、先般、合同新聞にも大きく出ておったんです。安価でPCR検査というような報道がされておりますが、通常、無症状の人あたり検査するのに、2万円から4万円程度かかるというような報道もされておりますが、山香病院については、施設職員570人、そして、また、新規に施設に入る人とかいう人たちを対象に検査を2,000円でやると、2,000円でやるというような話も出て、それも、事務長、いつからやるんですか、3月8日から始めますというような話もしております。市長、これはもう本当に、市と病院とが連携を密に取りながらする結果だというふうに思っております。ワクチン接種に対しても、そういうことが、連携が、今後必要でなかろうかと思いが、その思いを聞かせていただきたいと思います。 ○副議長(堀典義君) 永松市長。 ◎市長(永松悟君) まず、PCR検査のことです。コロナウイルス感染症が広がって、もう1年が過ぎまして、この間、コロナウイルスは高齢の方が感染すると重症化しやすいということが一つ。それから、都市部だけじゃなくて、田舎のほうでもあったのが、高齢者福祉施設等でのクラスターの発生ということです。つまり、高齢者福祉施設でクラスターが発生しますと、もともと重度の障がいがある方とか、そういう方ですので、お亡くなりになる可能性も高いということですので、やはり、高齢者の福祉施設でのクラスター発生を防止する。そして、普通であれば、例えば、私たちのように、どこか自由に出かけることが、寝た切りだったり、認知症が重かったり、外に、施設の外に出ない人がどうして、コロナに感染するって、それは無症状のまま、施設の従業員さんが自分はかかってないと思っていたけど、無症状のまま、高齢者の方の介護をする。例えば、おむつを変えたりであるとか、車椅子とか、ベッドに移乗させるときとか、あと、食事の介護であるとか、お耳が遠いんで、話しかけるときにそばまで行かないといけないということで、この高齢者施設で直接介護をする人が、もちろん症状があれば、毎日体温を測っているわけですし、そういうことは、1番、世の中で気をつけている職種の一つだと思うんですけども、そういう方が何らかの原因で、無症状のまま、高齢施設で働いているということが、これはもちろん今ワクチン接種が始まりましたけども、まだ、全国民7割から8割、集団免疫が成立するまでということになると、まだまだ時間がかかりそうなので、まず、私どもでできることは何かと考えたときに、PCR検査ですね、PCR検査を、しかも安価でできないかということで、山香病院の管理者等にドクターとかも含めて、看護の人たちも含めてお話をしていく中で、結論として、PCR検査協力する、もちろんこちらのほうも、国のお金とかで、PCR検査の機器も購入していますんで、それに併せて、山香病院も臨床検査技師の方がもう研修に行っているということですので、来週の月曜日8日から、2,000円で、高齢者福祉施設で働いている方のPCR検査、それと、新しくほかのところ、新しく高齢者福祉施設に入所してきた高齢の方に、PCR検査を受けるということで、これは急ぎましたので2月2日に専決処分をさせていただいて、今定例会の初日に議会の議員の皆さん方に全員の賛同を頂きまして、御承認を頂きましたので、きちんとした対応を山香病院と連携を密にしながらやっていきたいというふうに思います。 これが唯一今ワクチン接種が広がる前に、高齢者の特に防御することがなかなか難しい、高齢者の皆さんの命を守るというのは、これしかないというふうに思っております。 もちろん、県のほうのいろんな施策がありますので、それと連携を深めてまいりたいというふうに思います。 それから、PCR検査のみならず、ワクチン接種におきましても、市民病院であります山香病院と連携を密にしながら、このワクチン接種も万全を期したいというふうに思っています。 以上です。 ○副議長(堀典義君) 小野議員。 ◆12番(小野義美君) ぜひ市長、本当に山香病院本当に頑張っております。ぜひひとつ連携を取りながら、市民の安全、安心に向けて努力していただきたいと思います。よろしくお願いします。 それでは、最後の質問であります。消防団について質問いたします。 消防団についてですが、私はこの刷新通告を出したのが消防団の条例の一部改正案が今議会に上程される前でありました。そういうことで、今の現状についてちょっとお聞きをいたします。 まず、1番目の質問であります消防団員の今の身分、それから組織、団員数等についてお答え願います。 ○副議長(堀典義君) 大塚危機管理課長。 ◎危機管理課長(大塚茂治君) お答えします。 消防団員の身分につきましては、特別職非常勤職員になります。 組織につきましては、平成20年4月に杵築市消防団として統一団となり、杵築、山香、大田の3方面隊に14の分団、杵築が6、山香が5、大田が3になりますが、その下に45部、杵築24、山香11、大田9、女性部が1の45部というふうになっております。 団員の定数につきましては623名で、合併前の3市町村の条例定数を合計したものとなっております。 以上です。 ○副議長(堀典義君) 小野議員。 ◆12番(小野義美君) 定数が623名ということであります。今の実団員数は何名ぐらいですか。 ○副議長(堀典義君) 大塚危機管理課長。 ◎危機管理課長(大塚茂治君) 令和3年2月末現在の団員数は560名で、充足率は89.9%となっております。 以上です。 ○副議長(堀典義君) 小野議員。 ◆12番(小野義美君) 定員が623名、実団員数が560名ということは、57名の方が欠員というようなことであろうかというふうに思います。 年間の恒例の出動数が何日ぐらいありますか。 ○副議長(堀典義君) 大塚危機管理課長。 ◎危機管理課長(大塚茂治君) 消防団が恒例として出動する活動につきましては、出初め式、夏季訓練、秋季訓練、中継訓練、春と秋の全国火災予防運動のパレード、それから年末夜警の計7回となっております。 以上です。 ○副議長(堀典義君) 小野議員。 ◆12番(小野義美君) これは、恒例の出動日数であろうかと思いますが、そのほかにやはり年末年始の啓蒙啓発活動、運動とか、夏場のいろいろな訓練とか、相当数消防団員さんも出てくれておるというふうに思っております。 団員さんについては、市民の財産、生命を守る本当に大きな使命を頂いております。本当にありがとうございます。 いいですか、続けます。 ○副議長(堀典義君) 小野議員。 ◆12番(小野義美君) 次は、消防団の年俸ですが、公開条例にもあろうかと思うんですが、課長、もし発表していただければお聞かせ願いたいと思います。 ○副議長(堀典義君) 大塚危機管理課長。 ◎危機管理課長(大塚茂治君) 年報酬の額につきましては、団長が12万5,000円、副団長が8万8,000円、分団長が6万円、副分団長が3万7,000円、部長が3万4,000円、班長が2万5,000円、一般の団員が2万3,000円となっております。 支払いの方法につきましては、団長、副団長、分団長、副分団長につきましては個人の口座に、部長、班長、一般の団員につきましては、部長を受任者とすることに同意をする委任状を徴収して、部が管理する口座に入金をしております。 また、5月までに各部ごとに収支の報告書の提出を求めておるところでございます。 以上です。 ○副議長(堀典義君) 小野議員。 ◆12番(小野義美君) 年俸のお支払いについては、先般も各自治体で発生が起こっております、年俸支払いで問題の発生が起こっております。透明化されていないとか、経費がきちっとされていないとか、丸投げをしておるとかいうようなことが報道されておりますが、当市はそういうことはないと思いますが、当市の支払い方法はどういうような方法でやっておりますか。 ○副議長(堀典義君) 大塚危機管理課長。 ◎危機管理課長(大塚茂治君) 支払いの方法については、先ほど話をさせていただきましたが、本市の支払いにつきまして適正な事務手続を行っておりますので、問題はございません。 また、年報酬の額等につきましては、自治体の条例で定められておりますので、一般団員の報酬額につきましても、県内では上から4番目というような状況になっているところでございます。 以上です。 ○副議長(堀典義君) 小野議員。 ◆12番(小野義美君) 年俸の先ほど質問をして答えの中に、適正な支払い方法はできておるというようなことでありますが、この年俸について、一般団員等の県下の状況、他の自治体との差というのをお聞かせ願いたいと思います。 ○副議長(堀典義君) 大塚危機管理課長。 ◎危機管理課長(大塚茂治君) すいません。先ほど少し先走ってしまいました。年報酬の額につきましては、各自治体ごとで条例で定められております。一般団員の報酬額につきましては、県内で上から4番目ということになっております。 以上です。 ○副議長(堀典義君) 小野議員。 ◆12番(小野義美君) 県内で上から4番目ということで、市も頑張ってくれておるというように理解をしておりますが、それでも団員さんがなかなか確保できないというようなことであります。年俸だけでなくいろいろな状況の中で確保が難しいということでありますが、風水害等の出動手当、これは出しておるんですか。 ○副議長(堀典義君) 大塚危機管理課長。 ◎危機管理課長(大塚茂治君) 風水害等での出動手当の額については、1回につき2,000円となっております。火災等の緊急出動、また先ほど恒例の出動ということで、夏季訓練、秋季訓練、中継訓練、また文化財防火デー、市が主催する避難訓練、また花火大会等の各種イベントへの動員等のときにも支給をされております。 以上です。 ○副議長(堀典義君) 小野議員。 ◆12番(小野義美君) 先般、「総務省、消防庁からの発表では、出動手当が1回7,000円程度で標準化とする案を示したというようなことになります」と書いてありました。国は地方交付税で財源支援をするというふうにありました。こういうことで、市のほうもまた検討していただきたいというふうに思っております。 次に、消防無線、IPとかMCA装備はどういうふうになっておりますか。 ○副議長(堀典義君) 大塚危機管理課長。 ◎危機管理課長(大塚茂治君) IP無線機、MCA無線機については、広域のエリアでの通信が可能となるため、災害時の通信手段として有効であると考えております。 杵築市では、まだ導入されておりませんが、令和6年に通信システム県下で統一されることも考慮して、消防本部や日出町とも協議をし、将来的な課題として検討してまいりたいと思っております。 以上です。 ○副議長(堀典義君) 小野議員。 ◆12番(小野義美君) この無線の件は、各種団体等の意見交換ということで、これは総務常任委員会等が消防団や自治体、区長会等の意見交換の中に、消防団のほうから過去2年にわたって要望があっております。 ぜひ無線を充実していただきたいと、連携を取るのには無線が必要だ、情報も入れるのにということで、将来的な課題として検討しておるということですが、なるべく早くこれ対応してほしいということで要望しておきます。 次に、火災が発生したときの消防からの連絡は、消防団のほうにはどういうような出動要請が出るのか、その経緯をお願いします。 ○副議長(堀典義君) 大塚危機管理課長。 ◎危機管理課長(大塚茂治君) 火災発生時に団長、副団長、また危機管理課の消防担当に消防本部のほうからメールで連絡がございます。消防団への出動要請につきましては、消防署員が現地を確認した後に、消防団が出動する必要があると判断をした場合に、該当する分団に市のほうから連絡をしております。 以上です。 ○副議長(堀典義君) 小野議員。 ◆12番(小野義美君) その団員に連絡をしておるということですが、その手段をどういうような形にしておりますか。 ○副議長(堀典義君) 大塚危機管理課長。 ◎危機管理課長(大塚茂治君) 発生箇所の位置図を添付して、個人の携帯電話へメールでお知らせをしております。 以前は消防団の車両に受令機を取り付けており、消防の無線を受け取ることができておりましたが、無線のデジタル化により、現在は消防の無線を受け取ることができておりません。 なお、火災の現場においては、デジタルの簡易無線機により団員相互の連絡が取れるようになっております。 以上です。 ○副議長(堀典義君) 小野議員。 ◆12番(小野義美君) そうですね、いろいろ対応はしてくれておるんですが、少しでも団員の活動がしやすいような環境、状況をつくっていただきたいと思います。 団員の方も仕事を持ちながら、消防団に所属してくれて、その消防、仕事を中断して消火活動に当たると、救助活動に当たる、防災活動に当たるということで、その活動がスムーズにできるように、なるべくそういう今連絡網であるとか、きちっと対応していただきたいと思います。 最後の質問になります。今回消防の条例が提案されておりますが、そういう中でその条例の中には、団員の定数が423名から580名と、そしてまた消防団規則では、方面隊方式から中隊方式というふうにあります。これは各委員会で審議をされるわけでありますが、団員も43名の減というような改正案が出ておるわけであります。 たとえ減っても、今は現に43名の減ですが、実質今は57名の欠員ということですね。減ってもさらに欠員がということですが、この団員の確保対策、これは今どういうふうに考えておられますか。 ○副議長(堀典義君) 大塚危機管理課長。 ◎危機管理課長(大塚茂治君) 人口減少や就業形態の変化により、杵築市のみならず全国的に団員の確保が年々困難になっているという状況でございます。 確保対策につきましては、現団員による勧誘が最も有効な手段であると考えております。地元から通勤する若者へ声かけを行うなど、団員の確保に努めていきたいと考えております。 以上です。 ○副議長(堀典義君) 小野議員。 ◆12番(小野義美君) 今なかなか現状団員の確保、団員の理解を求めるというか、その所属している会社とか組織とか、そういうところの理解がまず必要であろうかと思います。 これは、やはり職場が大事かということで、最終的に自分に跳ね返ってくると、途中で仕事を投げ出して救助活動、消火活動に当たるというようなことですね、なかなか職場の理解もできないところもあります、そういうところ、やはり職場等のそういう理解を求める活動等も進めていってほしいということですね。私たちもできる限り、私も消防団のOBであります。後援会でも活動しておりますので、そういうところも一生懸命一緒になって頑張りたいと思います。ありがとうございます。よろしくお願いします。 これで私の一般質問を終わります。ありがとうございます。……………………………… ○副議長(堀典義君) 5番、坂本哲知議員。坂本議員。(5番 坂本哲知君質問席に着く) ◆5番(坂本哲知君) 皆さん、こんにちは。すいません、マスクを取らせていただきます。 一番眠たい時間だと思いますが、しばらくお付き合いをお願いいたします。 議席番号5番、令和会の坂本哲知です。昨日、市長からも報告がありましたが、2月28日に放送されましたOABのふるさとCM大賞で、杵築市が何と1位を獲得いたしました。年間100本のCMがOABで流れるということになります。 昨年は惜しくも3位という結果でしたが、30本のCMが、杵築の人はよう働くな、じゃあじゃあということで、軽トラが最後10台走り去る内容でした。今回も、大田地域で撮影されました。いつメンで女子会をやってみた。要は、いつものメンバーで女子会をやってみたという意味です。コロナ禍でもリモートによる食事会で、杵築のハモ、お茶、ミカンを食べる様子を地域の住民が演じるという内容で、出演の女子を拝見しましたが、多分相当高齢の方々による演技でありました。 女子会というので、若い方が出演するのかなと期待をしたんですが、私ども大先輩の方々が方言での会話があり、また大田のよさが短時間30秒ですが表現されていたと思います。 このCMは、昨年まで大田庁舎で仕事をしていました地域おこし協力隊の牧野さんが、2年連続で創ったもので、本当彼の才能にはとても感謝しています。このようにすばらしい才能を持った人が杵築市にいます。ぜひ彼の力を借りて杵築市をPRしていただき、杵築市のよさを全国に発信してはどうでしょうか。 それでは、通告に従いまして一般質問を行います。 大田地域の市営住宅は、沓掛第1住宅が昭和60年度2棟でき、平成元年度1棟の3棟で6戸できています。沓掛第2住宅が平成6年度、9年度、11年度ということで12戸、俣水第1住宅が昭和60年度3棟、平成元年2棟、そして俣水第2住宅が平成5年度、9年度の8戸ということで、住宅の年数からいいますと22年から36年が経過しております。 そこで質問なんですが、希望があれば払い下げは可能なのか、御答弁をお願いします。 ○副議長(堀典義君) 伊藤建設課長。 ◎建設課長(伊藤來君) お答えいたします。 大田地域の市営住宅は今言われたとおり、俣水第1住宅、沓掛第1住宅の公営住宅と俣水第2住宅、沓掛第2住宅の特定公共賃貸住宅があります。 公営住宅は公営住宅法の規定により、耐用年限の4分の1を経過した場合において、過疎地域に指定を受けているなど、特別の事情のあるときは国土交通大臣の承認を得て入居者や入居者の組織する団体または営利を目的としない法人に払い下げることができます。 また、耐用年限を経過した住宅の場合は、国や大分県への手続が不要で払い下げが可能となります。特定公共賃貸住宅は、地域優良賃貸住宅制度要綱の規定により、管理開始から10年経過した場合において、同じく過疎地域に指定を受けているなどの特別な事情のあるときは、国土交通大臣の承認を得て払い下げることができます。 また、管理開始から20年を経過した場合は、公営住宅と同様、国や大分県への手続が不要で払い下げることが可能となります。 したがって、大田地域の市営住宅は全て、定められた年数を経過していますので、国や大分県への手続は不要で払下げが可能であります。 以上です。 ○副議長(堀典義君) 坂本議員。 ◆5番(坂本哲知君) はい、分かりました。 ところで、当然市営住宅なんで、人が入れ替わったりはしますわね、当然。その中で、何年住めば払下げは可能なのか教えてください。 ○副議長(堀典義君) 建設課長。 ◎建設課長(伊藤來君) 公営住宅も特定公共賃貸住宅も、払下げに居住期間については定めはありません。定められた年数等を経過しているなどの譲渡処分承認基準に合致すれば、払下げは可能となっています。 以上です。 ○副議長(堀典義君) 坂本議員。 ◆5番(坂本哲知君) はい、分かりました。ということは、今住んでいる方々は、皆さん払下げを受ける権利があるということでいいんですよね。はい。 それでは、課長、すいませんが、もし払下げをするとしたらどれくらいの価格になるか、分かれば教えてください。 ○副議長(堀典義君) 建設課長。 ◎建設課長(伊藤來君) 払下げの価格は、住宅の構造や床面積、施工年度、土地の面積や固定資産税評価額等の不動産鑑定をして決めるようになりますので、申し訳ありませんが今の段階では分かりません。 以上です。 ○副議長(堀典義君) 坂本議員。 ◆5番(坂本哲知君) 確かに、住宅の構造や床面積等々の問題があると思います。ですが、結構年数が経過し、老朽化をしております。何かしらの基準を設けて、できれば無料で差し上げたらいいんじゃないかと私は思います。現状では20年以上居住している世帯が大半を占めています。定住促進ということで、前向きに検討してはいかがでしょうか。 次に行きます。 大田地域の市営住宅の家賃についてなんですが、当初から家賃の金額が変わっていません。過疎高齢化が進んでいる大田で、現在貴重な若い世代が残って住んでいます。若い世代からは、何とか家賃を下げてもらうことはできないんだろうかというような御意見もいただいております。どうにかならないでしょうか。 ○副議長(堀典義君) 建設課長。 ◎建設課長(伊藤來君) 公営住宅である俣水第1住宅と沓掛第1住宅は、公営住宅法により入居世帯の所得に応じた家賃と定められています。住宅の構造や床面積、施工年度等で多少の違いはありますが、俣水第1住宅は1万100円から2万5,500円、沓掛第1住宅は1万1,500円から2万5,300円となっております。 また、特定公共賃貸住宅である俣水第2住宅と沓掛第2住宅は、不動産鑑定に基づき算定されたもので、その家賃が3万880円であります。特定公共賃貸住宅は、杵築地域、山香地域にもありますので、市全体としての算定方法や見直し時期は統一する必要があると考えております。 以上です。 ○副議長(堀典義君) 坂本議員。 ◆5番(坂本哲知君) 沓掛第1住宅と俣水第1住宅は、所得に応じた家賃となっております。実は私も俣水第1住宅には20年ほど住んだことがあります。確かに家賃は安いんですが、所得に応じた家賃となりますので一番高い方が2万5,500円、2万5,500円と2万5,300円ということで、これも今考えれば高いのかなと思っております。そして、沓掛第2住宅と俣水第2住宅は3万880円ですが、これに上下水道代が約1万円かかると聞いております。ということは月に約4万円の家賃を支払っているような状況です。 杵築市内及び近隣の市や町の民間アパート等の家賃を調べてみました。同じ間取り、3LDKで4万円から5万円します。ほとんど変わらない状況ですが、課長ならどちらに住みますかと聞きたいんですが、当然利便性を考えれば皆さん町部に住みますよね。ですから、いまだに大田地域の今住宅に入居者がいないのは家賃が高いからではないでしょうか。過疎化、少子化、高齢化の地域で活性化のために家賃を下げること等を早急に検討をしていただきたいと思います。 要望になりますが、先ほどの質問で市営住宅の払下げについても、また家賃の減額についても、どうするのか分かり次第、また私のほうに教えていただければと思います。よろしくお願いいたします。 次の質問いいですか。 ○副議長(堀典義君) 坂本議員。 ◆5番(坂本哲知君) 合併をして15年がたちました。周辺部の活性化対策について、特に山香・大田地域について聞きたいと思います。 平成17年10月の市町村合併後、15年が経過し、山香・大田地域においてはより人口減少と少子化、高齢化が進んでいます。周辺部の対策は、そして具体的な取組はどうなっていますか。
    ○副議長(堀典義君) 河野協働のまちづくり課長。 ◎協働のまちづくり課長(河野泰君) お答えいたします。 最初に、議員の御出身の大田地区の人口の推移について御説明を申し上げます。 平成17年の市町村合併当時の人口は1,787人でございましたが、令和3年1月末現在の人口は1,151人と636人の減少となっております。また、人口の減少と同時に年代別の人口も大きく変化し、高齢化率のほうも合併時の46.22%から54.56%と高くなっている状況です。これは、杵築市全体も同様の傾向にございます。 このような状況の中、議員御質問の周辺部の地域対策等につきましては、合併当初からU・J・Iターン希望者や若者の定住に向けて、空き家の有効活用や住宅取得による移住定住の補助金制度等を設け、移住定住者の受入れの支援を行ってまいりました。そのほか、若者の定住促進を図るため、山香地域では中地区の上市地区や若宮地区におきまして、分譲宅地の整備と販売にも取り組んでまいりました。多くの方が住宅を建築をされ、定住に結びついたものと思っております。 また、厳しい社会情勢の中、タクシー事業者等の交通事業者の方が営業所が地域から撤退をするような状況の中、移動手段の確保のため、コミュニティバスや乗合タクシーの運行にも取り組んできたところでございます。 そのほか、小中学校の統廃合により空き校舎となりました校舎の有効活用を図るため、企業誘致の取組や地域づくり団体の活動場所、地域振興を目的としたスポーツ交流宿泊施設等の整備などとしての活用を図ってきたところでございます。 地域対策につきましては、周辺部の空き家対策や移住希望者の受入れなど、今後も同様に取り組んでまいりたいと考えておりますが、行政からの働きかけだけでなく地域と一緒になって取り組んでいきたいと考えております。 以上です。 ○副議長(堀典義君) 坂本議員。 ◆5番(坂本哲知君) 課長、一つ聞きたいんですが、山香の分譲住宅は6戸、6区画でしたかね。それで、全部売れたんですか。 ○副議長(堀典義君) 協働のまちづくり課長。 ◎協働のまちづくり課長(河野泰君) 先ほど御説明しました若宮地区の分譲宅地のほうが、議員おっしゃった6区画の販売でございますが、現在4区画が完売をして建築済みでございます。残り2区画が現在も販売中ということでございます。 以上です。 ○副議長(堀典義君) 坂本議員。 ◆5番(坂本哲知君) はい、分かりました。早急に販売ができるよう願っております。 次に、市民の方が市内に住宅を取得した場合に、何か補助金はあるんですか。 ○副議長(堀典義君) 協働のまちづくり課長。 ◎協働のまちづくり課長(河野泰君) 居住用住宅の新築購入など、市民の方が市内に居住用住宅を取得された場合には、定住補助金として15万円を交付しております。また、補助要件等もございますので、住宅取得を検討されている場合につきましては、手続の関係等、協働のまちづくり課のほうまで御相談いただけたらと思います。 以上です。 ○副議長(堀典義君) 坂本議員。 ◆5番(坂本哲知君) 定住促進と定住補助金として15万円交付をしていますということなんですが、今後移住定住対策につきましては、この15万円をもうちょっと高くしていってもいいのかなと私は思っております。 次に、まち・ひと・しごと創生総合戦略で、10年後の人口が2万4,567人、20年後が2万1,033人という推計が出ております。この計画を読んだんですが、将来の杵築市をどういうふうにしたいのかというビジョンが全く見えないのですが、そこでできれば課長、今の思いを聞かせていただければよいのですが、お願いいたします。 ○副議長(堀典義君) 協働のまちづくり課長。 ◎協働のまちづくり課長(河野泰君) 議員が、最初の御質問にあるように、周辺部対策につきまして思いが強いということは感じております。先ほど答弁させていただきました内容と重複するところもあろうかと思いますが、これからの周辺部対策を含めまして、自分たちのまちは自分たちで守るといった住民自治協議会の活動目的と同様、市が地域と一緒になって地域対策を考えていきたいと思います。 大田地域を例に取って言いますと、買い物支援の取組の一つとして、地域内で唯一の灯油取扱店の閉店が予想をされている中、地域が主体となって灯油配達事業に向けて取り組んでいただいておりますが、こういった地域の方の不便さが地域の声となって今回の事業に結びつくことができました。また、周辺部の人口対策と移住者の受入れについても、地域の方と一緒になって取り組んでいけたらと思っております。 周辺対策の基本的な考えとして、先ほども申しましたように行政からの一方通行にならないように、これからも地域の方の声を聞きながら進めていきたいと考えております。 以上です。 ○副議長(堀典義君) 坂本議員。 ◆5番(坂本哲知君) 確かに今おっしゃられたように、自分たちのまちは自分たちで守るということは常々私も思っております。大田でのふるさとづくり協議会──自治協なんですが──の中の活動で、今後やはり空き家対策をすることで受皿の確保が今後必要じゃないかと重々承知して、また新しい年度になりましたらみんなで新しい活動に取り組んでいこうと考えているところではあります。 最後になりますが、今まで地域おこし協力隊の方々を雇用して、移住をした隊員もいます。先ほど紹介しました牧野さんも市内に移住をしております。 緊急財政対策では、地域おこし協力隊を採用しない方針ということでした。私は思うのですが、やはり地域おこし協力隊は必要ではないかと思います。そこで来年度は採用する予定はあるのですか。 ○副議長(堀典義君) 協働のまちづくり課長。 ◎協働のまちづくり課長(河野泰君) 地域おこし協力隊員の募集につきましては、住民自治協議会の方々からも継続の要望をいただいているところでございます。令和3年度につきましては、現在当初予算に2名の予算をお願いしているところでございます。 以上です。 ○副議長(堀典義君) 坂本議員。 ◆5番(坂本哲知君) 2名の方の予算をお願いしているということなんですが、ちなみに、2月21日の大分合同新聞に、「地域おこしの人財登用を国が後押し、市町村へ人件費支援」という記事がありました。新制度の名称は地域プロジェクトマネージャーで、任期は3年、650万円を上限に特別交付税で人件費を支援する。1名なんですけど。こういうのも上手に活用しながら、地域の活性化に向けていろんな面で移住定住人口を増やす施策を再度検討していただきたいと思います。杵築市の明るい未来のためによろしくお願いしたいと思います。 続いていいですか。 ○副議長(堀典義君) 坂本議員。 ◆5番(坂本哲知君) 次に、行財政改革市民説明会についてなんですが、まず地域別の参加状況について教えてください。 ○副議長(堀典義君) 佐藤総務課長。 ◎総務課長(佐藤剛君) 去る2月8日月曜日から13日土曜日まで6日間、3会場にて合計8回行財政改革市民説明会を開催をいたしました。地域別の参加者は、杵築会場102人、山香会場77人、大田会場62人、計241人の方の参加をいただきました。241人の内訳は、市民の皆様が134人、市外の方が9人、市職員が62人、市議会議員の皆様が26人、報道関係者10名であります。数字は全て延べ人数でございます。 以上です。 ○副議長(堀典義君) 坂本議員。 ◆5番(坂本哲知君) 数字的にはかなり少なかったのではないかと思うんですが、そこで市民からどのような意見があったのか教えてください。 ○副議長(堀典義君) 総務課長。 ◎総務課長(佐藤剛君) ちょっと箇条書き的な答弁になります。御容赦ください。 分類別に答弁させていただきますと、まず歳入の観点からは、市税徴収率が県下最下位とのことだが、税負担の公平性の観点から徴収率向上に取り組むべきという御意見。新たな財源の確保を図るべき。ふるさと納税については不確実性が高い。根幹である市税収入の確保を図るべき。企業誘致等に力を入れて市税収入の増を図らねばというような意見を寄せられました。 歳出の観点からは、中期財政収支を見ると投資的経費だけが減額しているように見える。今後のインフラ整備等をどう考えるのか。経常収支の令和6年度以降の見込みは。アウトソーシングとあるが、かえって経費が増大するのでは。 公共施設管理の観点からは、大田小の小規模特認校について、大田こども園の在り方検討について、給食センターの民営化についてなどが意見として出されました。 その他個別施設に関する要望や生活環境の変化、市長の責任論等の意見が出されたところです。 以上です。 ○副議長(堀典義君) 坂本議員。 ◆5番(坂本哲知君) 今答弁があったように、いろいろな意見が出されたということなんですが、その意見に対して、今後どのように対応していくのかを教えてください。 ○副議長(堀典義君) 総務課長。 ◎総務課長(佐藤剛君) 意見に対する対応といたしましては、市税の徴収率の向上に関しましては、キャッシュレス化に伴う決済方式の導入による納付機会の拡充や滞納整理の強化に取り組む旨の説明を行い、企業誘致につきましては、最近の工場跡地への誘致企業決定の実例を挙げながら、今後取り組む姿勢を説明いたしました。 ふるさと納税につきましては、確かに毎年度不確実な要素があることは説明しながら、5億、6億といった大きな歳入になってきておりますので、積極的に取り組むことの説明を差し上げたところです。 投資的経費につきましては、杵築市の財政規模は当初予算段階で170億円程度が適正規模であることを説明しながら、経常収支比率の改善がすなわち投資的経費も含めた臨時的経費に回せる財源の確保につながり、歳出全体に占める投資的経費の割合を高めることとなる旨の説明をいたしました。 令和6年度以降の経常収支比率の見込みにつきましては、中期財政収支を毎年度ローリングすることによりまして、直近の社会情勢に応じた収支見込みを毎年度提示する旨の説明を行いました。 公共施設のあり方につきましては、プラン期間中の検討であり、現時点で決定しているものはないことを説明し、質問いただいた個別の施設については、現段階での考え方の説明を差し上げたところでございます。 以上です。 ○副議長(堀典義君) 坂本議員。 ◆5番(坂本哲知君) なかなか厳しい御意見等があったと思いますが、市民の出席、134人ということなんですが、何か少ないような気がするんですが、市としてどういう理由で少なかったのか、教えてください。 ○副議長(堀典義君) 総務課長。 ◎総務課長(佐藤剛君) 昨年度開催しました財政状況説明会と財政健全化説明会、2回開催いたしました。と比べますと、確かに参加者が少ない状況でありました。これはやはりコロナ禍による外出控えの影響もあったと思われますが、これにつきましても憶測の域を出るところではございません。 昨年参加していただいた市民の方が今回も参加をしていただいていましたが、その方々の発言内容や発言時の雰囲気からしますと、昨年の、財政再生団体に陥るやもといった、ふんまんやる方ないといった感情から、財政状況は厳しいが財政再生団体に陥るようなことにはならないとの市民の皆様の理解が深まったのではないかと判断をしているところでございます。 以上です。 ○副議長(堀典義君) 坂本議員。 ◆5番(坂本哲知君) 確かに今課長おっしゃられたように、昨年の緊急財政対策説明会では同じく6日間で7会場にて開催し、630人という大勢の方が来て、結構厳しい意見等々が飛んだと思いますが、今回241人、延べ人数なんですが少なかったということなんですけど、本当に市民の理解が深まったのかが少し疑問があります。コロナ禍はもちろん、ほとんどの市民が興味を示さなかったのではないでしょうか。市民の方々の話を聞きますと、興味がない等々の意見を私聞きました。改めてこの事実を真摯に受け止めて、行財政改革に取り組んでもらいたいと思います。 次に、大田こども園民営化の撤回はどうなりますか。 ○副議長(堀典義君) 総務課長。 ◎総務課長(佐藤剛君) 2月12日に開催されました大田会場における市民説明会では、大田こども園に関する御意見が数多く寄せられました。未来戦略推進プランの基本方針3、効果的・効率的な行政サービス、取組項目2、事務事業の効率化の中に、市立大田こども園の在り方検討を実施項目として掲げているところでございます。 当日の御意見では民営化イコール廃止につながるとの論調でございましたが、必ずしもそうではないと考えております。民営化にも様々な手法があると思いますが、いずれにいたしましても、大田地域の皆様と大田地域に保育環境を維持するためにはどうすればよいのかを丁寧に議論してまいりたいと思いますので、プラン上には検討項目として掲載をさせていただきたいと考えております。 以上です。 ○副議長(堀典義君) 坂本議員。 ◆5番(坂本哲知君) 確かに大田会場には、こども園の保護者を含め、62名という多くの方の参加がありました。ほかの会場よりも多かったと思います。そして、参加者全員が同じ気持ちでこども園の存続を強く要望したと思います。 当日のやり取りの中で、市長からは、子育て支援については市の責務であると。そして、こども園、小学校は絶対に残すとの回答をもらいました。また、未来戦略推進プランについては毎年見直しをしていく。当然、訂正・削除はできると言われたとも記憶しております。 こども園がなくなると若い世代が住まないという考える方が多く、その次には小学校の廃校も考えられると。そのようになれば大田に住む必要がなくなる、若い世代はよそへ出ていく。そういう心配事等があり、大田にとって絶対になくすことができないこども園ということを認識していただいたと私は思っております。 市民から出た意見ですが、大田こども園の民営化という計画は撤回することはできませんか。市長、どうでしょうか。 ○副議長(堀典義君) 永松市長。 ◎市長(永松悟君) 今、総務課長が答弁しましたとおり、大田地域における児童数の減少が今後も見込まれると。そこで、このままずうっと減っていくと、例えば10人とかを切ったりする。そうすると、こども園の存続自体が難しいと。そこで、こちらとして思ったのは、たった一人になっても子育て環境を維持するべきだというふうに思います。 それで何かよい方法はないかということで、やはりそのときにこのプランの中にもありますように何としてでも大田地域に保育環境を残したい、残すべきだという考え方から、一つの手法として民営化に言及をしたということです。ここは誤解のないようによろしくお願いします。(「はい」と呼ぶ者あり) 何かもう大田の中で今度は、こども園の次は小学校だというような、一切そういうことは考えていません。ただ、子どもの保育環境を絶対に守るというのは、これは間違いないことです。それで、あらゆる手法を検討してまいりたいと思います。それで今後もちろん、拙速に進めるつもりはございません。 今後、担当課、子ども・子育て支援課とそれから大田地域の皆さん方、子ども園の先生方であるとか、それから幾人もお母さん方が来られていましたので──きちっとした行政側の説明プランに書かれていたので、もちろんそれはよく分かります。これはまた、このしわ寄せがという形になったというのは現場にいてよく分かりましたので、いかに行財政改革を進めながら大田地域に子どもさん方の保育環境を維持するかと。 そして、そのときに一つ、こども園の先生方が非常に対応がよいということもありますので、それも含めて解決方法というか、今後の方法を住民の皆さん方と一緒に考えていきたいというふうに思います。 以上です。 ○副議長(堀典義君) 坂本議員。 ◆5番(坂本哲知君) 市長のお言葉を聞いて私も安心しました。おっしゃるとおり、民営化イコール廃止というワードが皆さんの頭の中をぐるぐる回っていたものですから、こういうような形になったと思います。今、必要なことを市長に言っていただき、これで保護者等も安心するんじゃないかと思います。 最後の質問になりますが、今回開催された市民説明会についてなんですが、市民への周知はどうするのか教えてください。 ○副議長(堀典義君) 佐藤総務課長。 ◎総務課長(佐藤剛君) 市民説明会の模様が3月12日の金曜日、13日の土曜日、14日の日曜日の3日間、14時から4時間にわたり、ケーブルテレビの杵築市民チャンネル「111チャンネル」にて放送をさせていただく予定であります。併せまして、市の公式ウェブサイトに当日の会議録を載せさせていただきますので、市民の皆様はぜひ御確認をお願いいたしたいと思います。 以上です。 ○副議長(堀典義君) 坂本議員。 ◆5番(坂本哲知君) 総務課長、大変ありがとうございました。 最後の質問になります。介護予防事業についてを質問したいと思います。 2040年に向かい65歳以上の人口はほぼ横ばいで推移するものの、高齢者の割合は増加すると予想されています。高齢者がなるべく介護を必要とせず、自立した生活を送れるよう早期の予防策を講じることが大切だと考えるが、現在、介護保険財政が厳しい中、市では介護予防事業に取り組んで、どこが実施主体で行っているのか教えてください。 ○副議長(堀典義君) 小俣医療介護連携課長。 ◎医療介護連携課長(小俣玲子君) お答えします。 要支援1・2等の軽度者の原因疾患は、足や腰などの筋・骨格系の疾患が多く、下肢機能の低下や栄養状態の悪化による生活機能の低下、環境の変化をきっかけとした閉じ籠もり等が引き金となって要支援状態になる方が半数を占めています。 これらを未然に防止するために市では、生活習慣病の予防・改善、重症化予防のための訪問や面談による個別指導、高齢者ふれあいいきいきサロンや会食サロンにおける健康づくりや口腔栄養講和、そして住民が自主運営し、週1回集まり、きつみん体操をする週一通いの場への支援、閉じ籠もり予防を目的とした生きがいデイサービス等を実施しております。 また、掃除や入浴等の日常生活に支障がある場合には、それらの生活行為を改善するために、自宅やデイサービス事業所等においてリハビリを実施することを目的とした予防給付や日常生活支援総合事業を提供しています。なお、これらのサービスを利用する場合は、杵築市社会福祉協議会・全世代支援センター「まるっと」の職員が相談に乗っております。以上です。 ○副議長(堀典義君) 坂本議員。 ◆5番(坂本哲知君) 市社協の全世代型包括支援センターが実施主体ということですよね。 最近ちょっと相談があって実際にあったケースですが、大田地域にある小規模多機能型サービスひまわり荘の生きがいデイサービスの利用を希望した高齢者の方が、包括支援センターに相談したところ、思うどおり利用ができなくて山香の事業所を利用するようになったと聞きました。本人や家族が希望する地元のサービスを受けられなかったことは、サービスの低下ではないかと。 そこで、生きがいデイサービスの利用方法及び対象者はどうなっていますか。 ○副議長(堀典義君) 小俣医療介護連携課長。 ◎医療介護連携課長(小俣玲子君) 生きがいデイサービスの対象者は、市内に居住するおおむね75歳以上の独り暮らしの高齢者で、近くにサロン等がないために他者との交流の機会がなく、かつ介護保険の対象とはならない元気な方となっております。そのため利用を希望する場合は、全世代支援センターの職員が自宅を訪問して心身機能の状態等をお伺いし、生きがいデイサービスの対象となるかどうかを確認しております。 議員さんからの質問のケースの方については、全世代支援センターの職員が訪問調査をしたところ、リハビリ等を通じた運動機能の向上が必要と判断されるケースでした。そのため生きがいデイサービスの対象ではなく、総合事業の適用となり、山香の事業所の利用となりました。なお、総合事業の利用後、運動機能が向上して生きがいデイサービスの対象者と判断された場合は、大田地域の生きがいデイサービスの利用も可能となります。 なお、総合事業は平成27年度から実施しており、当時から、サービスを開始するときには総合事業の該当の確認を地域包括支援センターが行っております。 以上です。 ○副議長(堀典義君) 坂本議員。 ◆5番(坂本哲知君) そこでなんですが、総合支援事業の適用となった今の利用者の方が3か月の短期集中サービスというのを受け、終了後に自宅のほうに帰ってくると思うんですが、この場合、運動機能が改善されない方もいると思うんですけれど、そういう場合はどういうふうになるのか教えてください。 ○副議長(堀典義君) 小俣医療介護連携課長。 ◎医療介護連携課長(小俣玲子君) 総合事業を利用後、運動機能が改善しない場合は再度、体の状況の評価や確認をしまして、他の保険サービス、総合事業の中で違うサービスもありますし、予防給付等の利用をしながら運動機能を含めた生活機能の向上を図っていくようになると思います。 ○副議長(堀典義君) 坂本議員。 ◆5番(坂本哲知君) 改善されない場合は、また介護保険の申請等々が必要になるということですね。 続いてなんですが、地域ケア会議を実施していると思うんですが、地域ケア会議等は、まず一つ、地域で暮らす高齢者が直面している個別の課題や必要とされているサービスを把握し、解決への道筋をつける個別課題解決機能、続いて、高齢者が直面している課題の解決に向け、自治体をはじめ医療や介護・住まい・予防などに関わる事業者と多様な自治体間の連携を行うネットワーク構築機能、そして地域全体で共通して起こっている課題を発見する地域課題の発見機能、次に、高齢者が住みやすい地域づくりのために必要な社会資源の開発をする地域づくり資源開発機能、そして政策を考え、自治体に政策を提言する政策形成機能の5つの機能の連動が必要となりますが、今までどのような地域課題を検討し、どのような対策を講じてきたか教えてください。 ○副議長(堀典義君) 小俣医療介護連携課長。 ◎医療介護連携課長(小俣玲子君) 地域ケア会議で検討するケースでは、例えば短期集中予防サービス等を利用することで、元気になってもサービスの利用が終わると活動量の低下等によってもとに戻ってしまうケースが多くありました。 そこで、その予防策として、歩いて通える場所に週一通いの場を展開し、住民自らが運動する場を増やしています。平成30年度から取組を始め、現在、市内12か所となっております。 また、利用者の課題をより明確にし、その生活機能の向上を図るため、リハビリテーション等の専門職が配置されていないデイサービス事業所に、理学療法士や歯科衛生士を派遣しているところです。これによりデイサービス事業所の介護職員のアセスメント能力の向上を図り、より一人一人の状況に応じた質の高いサービスの提供を推進しています。 さらに、認知症の方への対応に困難を抱える事業所が多いことから、介護職員を対象とした認知症対応力向上研修を定期的に実施しております。今後も積極的に地域の方や関係機関と連携を図りながら、住民主体の週一通いの場の地域拡大を促進し、高齢者の運動の習慣や社会参加の機会を増やしていきたいと考えております。 以上です。 ○副議長(堀典義君) 坂本議員。 ◆5番(坂本哲知君) 確かに地域ケア会議においては、本人のできるようになりたいという高齢者の自立支援を目指して実施していることは、とてもありがたいことだと考えます。ですが、先ほど言いました、4つ目の地域づくり資源開発機能が今できていないのではないかと思われます。それは週1回、皆さんが通える場所、地域サロンの問題です。 今、課長の答弁で現在12か所できたという答弁がありましたが、全く足りていないと私、思います。現状の地域サロンについて調べてみました。今、社協が中心となり、杵築地区に39か所、山香地区は30か所、大田地域には15か所の地域サロンがあります。 このサロンの課題としては、送迎がない、気の合う仲間でつくった集いの場であり参加しにくい、月1回程度の開催しかないというようないろいろな問題があります。せっかくケア会議ですばらしいプランを作っても、家に帰って地域に受皿がなければ全く意味がないと思います。 この課題については今、課長が言うように、医療介護連携課と全世代包括支援センターが連携を密にして、住民主体の週1回楽しく通える場を早急に構築することが急務だと思います。よろしくお願いいたします。 次、いいですか。 ○副議長(堀典義君) 坂本議員。 ◆5番(坂本哲知君) 次になんですが、地域包括支援センター業務の一つである総合相談支援業務には、個別訪問によるニーズの掘り起こし、情報提供、サービス提供、地域づくりがありますが、包括支援センター職員による訪問ができているのか教えてください。 ○副議長(堀典義君) 小俣医療介護連携課長。 ◎医療介護連携課長(小俣玲子君) 高齢者実態把握事業として、杵築市社会福祉協議会に委託して個別訪問を実施しています。 今年度の対象者は、運転免許証返納者、同居の方の死亡・入所による家庭環境が変化した方、フレイル──虚弱といいますが、問診票の未返信者の方です。令和3年1月末までに146名の訪問を行っております。これも地域ケア会議で地域課題として把握したことですが、これら生活環境が変化した方や書類の提出ができない方の中には何らかのお困りを抱えている場合が多く、年齢のみで対象を抽出していた場合よりも、より早く支援を必要としている方に介入ができると考え、今年度から対象者を見直したところです。 中でも運転免許証返納者は、閉じ籠もりがちな方が約2割存在しまして、早期に病院受診や社会参加等の必要な支援につなげることができました。このようにこうした取組により、効果的・効率的に支援ニーズの掘り起こしや必要なサービスの提供ができていくと考えております。 以上です。 ○副議長(堀典義君) 坂本議員。 ◆5番(坂本哲知君) 今、課長がおっしゃられたように、特定の人だけ146名を訪問・調査したような説明がありましたが、令和2年4月1日で65歳以上の独り暮らしが1,709人いるわけなんですが、独り暮らしの方々への訪問は全くしていないんですか。 ○副議長(堀典義君) 小俣医療介護連携課長。 ◎医療介護連携課長(小俣玲子君) 昨年度までは実施していましたが、今年度からはこの高齢者実態把握の対象からは外して見直しをして、運転免許証の返納者等に切り替えています。独居高齢者は民生委員さんが中心に訪問されているということで、この事業は社協には委託しておりません。 以上です。 ○副議長(堀典義君) 坂本議員。 ◆5番(坂本哲知君) はい、分かりました。そういうことなんですね。 それでは最後の質問になるんですが、令和元年度までは直営としていた包括支援センター業務を、令和2年度からは杵築市社会福祉協議会に委託をしておりますが、ちゃんと連携はできているのですか。 ○副議長(堀典義君) 小俣医療介護連携課長。 ◎医療介護連携課長(小俣玲子君) 高齢者の支援については毎月実施しています、全世代支援センターと医療介護連携課の定例連絡会や、月2回実施しています地域ケア会議等を通じて個人・家庭が抱えている課題や地域課題を共有し、その対応について検討しております。 今後も引き続き、全世代支援センターと連携を図りながら、個別課題及び地域課題の解決を図っていきたいと考えています。 以上です。 ○副議長(堀典義君) 坂本議員。 ◆5番(坂本哲知君) これからも地域ニーズ等の把握をしていただいて、何か問題があってからでは遅いので、市長が言う、こちらが出向く体制、アウトリーチをぜひ実行していただきたいと思います。社協に委託したのですから、できていないよと言われないようにしてほしいと思います。 また、今の包括は介護予防マネジメント業務に時間がかかり、本来の地域に出て市民の声を聞き、地域の問題点等の情報収集を行い、地域住民との信頼関係をつくることが私は重要だと思います。 こうした取組を行うことで、地域づくりや地域の受け皿となるサロン等の介護予防に関する施策ができるのではないでしょうか。子どもから高齢者まで誰もが共に支え合い、人と人とのつながりを感じ、安心して暮らせる地域共生社会の実現につながると思います。 最後に、全世代型包括支援センター業務のさらなる強化を強く要望して、一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。……………………………… ○副議長(堀典義君) ここで、午後3時5分まで休憩いたします。────────────午後2時52分休憩午後3時05分再開──────────── ○副議長(堀典義君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続行いたします。 15番、小春稔議員。(「びっくりしました」と呼ぶ者あり)(笑声)(15番 小春稔君質問席に着く) ◆15番(小春稔君) 15番の市民クラブ、小春稔でございます。よろしくお願いいたします。 今回は風の郷の件で6名の議員が質問に立ちます。それだけ議員の間では、この問題が当面の課題であるというふうに認識をしている、結果だなというふうに思っております。 私も常々この風の郷の件については、非常に先行き心配でございますし、何とか継続がずっと続いてほしいなと願うのみでございます。それだけに難しさもある。 先般産業委員会でもって現地視察を、工事の進捗状況等について視察をいたしました。あのときに議員が誰だったか、ちょっとはっきり覚えておりませんけれども、ただであげた場合要りますかと、本当に単純な質問をいたしましたけれども、ただでも要りませんといったような答えが返ってきまして、本当にこれからのやっぱり運営というのは難しいなと、つくづく痛感したわけでございます。ですから、やっぱりそういったような業者が手を挙げ、手が多いといったようなことができないのかなということを、あのときつくづくやっぱり感じました。 それで、できるだけ山香の随一の観光拠点でございますし、山香活性化の拠点にもなるわけでございますから、やっぱり計画性を持って、そこに投資をして見守っていくということが基本的には大事かなと。さりとて、財政も何も無視して投入するわけにはいきませんから、そういったことは計画性というのが今後求められるんじゃないかなというふうに思っております。 それで私も、似たような温泉施設で、いこいの村というのがあります、いこいの村ですね。株式会社大分県農協は100%出資会社で、そしてそこに私は6年間代表取締役社長として、6年間そこを責任担当をいたしました。 御案内のように、高齢者の住宅50戸、それとミニデイサービス事業、それといこいの村食堂、それと訪問ヘルプ事業、それと薬局、それと温泉と、こういう事業を展開をして現在に至っておるわけでございます。現在16年目といったようなことでもって事業継続ができておるわけでございます。県農協随一の福祉施設として、会社として存続をして現在に至っておるわけでございます。同じ温泉をメインにしてやっておりますから、ちょっとその比較をしてみたいなというふうに思っております。 それで、黒田課長も昨日から頑張って答弁をしてくれております。体調の悪い中、本当に御苦労さまでございます。ですから、ちょっとほかのハード的な質問は全部カットをいたしたいと思っております。 それで、先ほど16年目と申し上げました。システムは単純泉でございますし、かけ流し温泉ということになります。源泉というのは、それは熱いにこしたことはありませんけども、何度かと申しますと、源泉は大体その年によって若干違いますが、大体34度から36度のお湯が出ております。若干低いもんですから、そこに熱を加えるという作業が入ってきます。それを47度から48度まで現在上げております。そしてパイプを通って、浴槽に入るときにちょうどよくなるということになっておるわけでございます。 ですから、温泉はできるだけやっぱりコストを下げるということが、基本中の基本になるわけであります。ですから、重油を使っておりますから、重油の値段によって、また随分利益が変わっていくんですね。ですから、やっぱり温泉の給湯システムというのは、本当に金がかかってしようがないというところでございます。 そういったことで、今450円頂いております。ですから、杵築のあそこ温泉何ぼかな。あそこにある温泉、200円ぐらい。200円かね。あれを少しでもやっぱり値上げをしていただかないと、あそこにどうしても我々は取られていくものがあるわけでございます。あれも市営ですから、それは目的が違いますから、我々は経済団体としての浴場でございまして、そういうわけにはいきませんけども450円。 そして、毎月、風呂の日というのを設けております。「ひいふう」ですから「ふう」、6は「ろく」、26日の日ということですね。26日の日はぜひとも私どものお風呂に来てもらいたいなというふうに思っております。250円でございますから(笑声)よろしく、山香温泉同様よろしくお願いを申し上げたいと思います。 そういうことで、入浴者が一番問題なんですね。この入浴者の推移を16年間ずっと追ってみました。最初のほうは、1日当たりをちょっと申し上げたいと思います。最初スタートの17年はデータがちょっとないんです。正式的には18年度からのデータがずっとあるわけでございますけども、細かいデータがあります。約7万9,000、7万9,000ちょっと年間入ってくれております。 ほとんど無休状態でやっておるんですけど、どうしても点検だとか何だかんだで休む場合がございますから、これを1日当たり350日というような計算のもとに立っていきますと、大体当初は227人、大体200人、ずっと見ても大体200人、少ないときで170名台があります。 そういったことで、直近を見ますと、例えば令和元年度、これが205ですね。去年は令和2年度、これはコロナの影響によって、ちょっと5万5,000ぐらいかな、コロナでちょっとこれ参考にならないというので大幅に、今やはり3密を避けるといったようなことでお客さんが減っております。これはもう明らかにコロナの直撃でございます。 それで、私どもの温泉、私がおって、大体1日平均して1日200人を割ると、経営的に非常に苦しいです。200人を割ると苦しいです。1年間やって温泉だけを計算をして、そしてバランスシートを取っていくと、やっぱり200人を割ると赤字が出ます。本当に1年間やって、やっと20万とか、いい年には50万とか、そういう温泉というのは人件費を引いていろいろ引いたら、やっぱり残らない。ましてや重油がぽっと上がってくると、もう完璧に赤になってくるわけです、そういう施設でございます。 しかしながら、人を呼ぶとかそういうインパクトがあるのは、こっちの住宅を持っていますから、やっぱり問合せがあるというのは、温泉があるから出るんです。温泉がないと山香温泉ももう駄目です。ですから、やっぱり温泉をメインにして何をするか、何ができるかということは、これからの山香温泉の課題であろうというふうに思っております。 それで、今山香温泉の入浴者の推移、これをずっと見てみますと、令和2年度は3万人ということでございますが、これは例外。風の郷もどこも、我々のところも一緒でございます。 前の年、見ると、9万3,224人ということになります。そうすると、月1回かなお休みがあるもんですから、大体350日というようなことで見ていきますと、最初のほうはやっぱり1日300人超えております。それで以後ずっと、300人を超えたというのはあまりありません。これは営業日数等も関係いたしますから、これ完璧な私の資料じゃありませんけども、日量から見ると300人を割ってきている。 それで令和元年度で266、これ私が計算したやつですから、ちょっと不確定的なこともありますけどね。やっぱり非常に危険水域になってきておる。ですから、やっぱりいこいの、我々のところですね──村よりも施設が大きい、倍ぐらい大きいシステムでございますから、この200台なんかいうのは、これははっきり言って努力がまだ足らないなと、ちょっと難しいような評価をしております。 ですから、ここずっと300人を超えていない、1日が。ぜひとも300人以上、1日入浴者が来られるように最大の努力をお願いを申し上げたいなというふうに思っています。これがやはり基本じゃないかなというふうに思っております。昨日も人件費の問題が出ました。これについては企業努力ですから、企業側が努力してやっていかなくてはならないということになろうかと思っております。 それとコストという面から見ると、これからいかにコストダウンを図っていくかと。まず、第1番に出ましたのは、水問題が出てまいりました。私もあの地域というのは、あまり水については知らなかったんですけども、案外水が少ない地域なんですね。そして鋸山を越えた、波多方よね、あれ何波多方というの、鋸山を越えたところ。(「波多方です」と呼ぶ者あり)波多方もいろいろあるんだな。(笑声)そこは、そういうところはやっぱり水が少ないというふうに聞いております。 ですから、あの一帯はちょっとやっぱり水脈がやっぱり少ないのかなというようなことです。それでやはり今後水脈の探索、昨日も黒田課長の答弁の中で出ましたが、探索をしてみないと分からないというようなことで、これは一番最大の当面の間のハード部門の課題かなというふうに思っております。 あとは全て飛ばしまして、いろいろな諸問題はそこに抱えております。それで黒田課長にこれからの行き渡りばったりというのはもう、今後ないと思いますが、今年のように6,000万以上もお金をかけるというのは、あまりあってはならないと思います。やっぱり計画的に少しずつ、少しずつ財政の許す範囲の中でもって、やっぱり改善をしていく。補修をしていく、そういったことは今後私は求められるんじゃないかなと。一遍でやりますと、本当に財政を圧迫いたしますんで、そういった計画性は大事かなというふうに思っています。 この問題はただ一つ、黒田課長にお聞きをいたしたいのは、やっぱりこの運営あるいはこの計画、改修計画等、今後こういった機関と申しますか、もちろん地元の意見も多田君は言っておりましたけどね、取り入れた、そういったような何か組織をして、ただ投資だけじゃなくて、その最小限の投資で、そして最大の事業効果を上げるような、そういったような組織で、ある程度の計画性、そういったものがこれから風の郷は求められるんじゃないかなと。技術屋のプロとか地元とか、そういったような学識も入れて、そしてそういうビジョンをつくって、それに基づいて財政の許す範囲内でもってハード部門をやっていくということかなというふうに私は思っております。 今年のような、ああいったようなことちゅうのは、今度はまとめてやったわけでございますから、何千万もかかりましたけどね、やっぱりある程度そういったものの計画に基づいたことが必要かなというふうに思っております。 ここだけ黒田課長にお聞きをいたしたいと思います。風の郷はこの件で終わりますけども、よろしくお願いします。 ○副議長(堀典義君) 黒田商工観光課長。 ◎商工観光課長(黒田幸一郎君) 山香温泉風の郷は、施設全体で老朽化が見られておりますので、来年度、令和3年度から施設全体にわたり改修が必要な箇所の調査を行い、改修の優先順位を決定していきたいと考えております。 また、改修等につきましては、議員おっしゃいましたように、水のところからスタートするという、してもらいたいという話も多いので、それがありますが、それも予算の範囲内で緊急性の高い箇所から計画的に改修できるようにしたいと考えております。 また、それをどこで調査、研究実施していくか、決めていくかにつきましては、今は企画財政課の中にあって、上程させていただいております来年は財産管理活用課というのを認められれば、そちらになるかもしれませんが、外部有識者や住民代表の皆様に委員となっていただき、杵築市公共施設等総合管理計画に基づき設置しております杵築市公共施設個別施設計画策定委員会というものがございます。その中で今後の方向性を協議検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○副議長(堀典義君) 小春議員。 ◆15番(小春稔君) それが本当にもっとも大事だというふうに思っております。 風の郷につきましては、黒田課長からいっぱい頂いておりますけども、これで終わりたいと思います。 次に、ふるさと返礼品ということで質問をいたしたいと思います。 これは急激に、うれしいことでございますけども、計画を大きく上回る納税者が増えたということでございますから、非常にこういうのは毎年不確定な非常に分からない、しかし財政面としては杵築市は欲しいというところでございますけども、安定して何とか欲しいものかなというふうに思っております。 そこで、今までの状況なんですけども、これから努力目標ちゅうか、漠然しておりますけども、やっぱりこれならということでもって見通しですね、これを最初にお願いを申し上げたいと思います。 ○副議長(堀典義君) 黒田商工観光課長。 ◎商工観光課長(黒田幸一郎君) ふるさと杵築を応援していただきますふるさと納税寄附額は、今年度おかげさまで目標の5億円を大きく上回る6億9,000万円程度となる見込みです。 ふるさと納税は外的要因に左右される不安定な財源であり、事業への充当額を下回りますと、一般財源の支出が多く増加するだけではなく、事業の実施が困難になりますので、令和3年度の納税額の目標につきましては、未来戦略推進プラン等の年次目標となる5億2,500万円としております。 これまで返礼品の種類や品数を一気に増やしてまいりましたので、これ以上種類等を大きく増やしていくことが難しい状況ではございますが、来年度も今年度を上回る寄附額を達成できますよう取組を強化してまいりたいと考えております。 以上です。 ○副議長(堀典義君) 小春議員。 ◆15番(小春稔君) ここが私が一番心配しておるところなんです。急な伸びで対応が非常に難しくなるおそれが出てくると。それに対して供給をするとこがやっぱり非常に脆弱であると申しますか、それが完璧にやっぱりできていないというところに心配の種があります。 どうあれ、やっぱり計画以上にいくように努力を申し上げたいなというふうに思っております。 そこで、今後の返礼品の対応でございますが、これについて考えを聞かせてもらいたいと思います。 ○副議長(堀典義君) 黒田商工観光課長。 ◎商工観光課長(黒田幸一郎君) 本年度の返礼品の発送件数は、約4万2,000件を見込んでおり、昨年度の実績約2万5,400件を大きく上回っております。予想以上の寄附申込みに対応するために、柑橘類など期間限定品は在庫管理を徹底し、供給量以上の申し込みを受けることがないよう対応いたしました。 また、加工品等通年供給できる返礼品につきましては、通常では2週間程度で発送する設定で寄附の申し込みを受け付けておりますが、年末の繁忙期におきましては、発送を1か月から3か月以内で発送するように変更し、寄附の申し込みが継続できるよう、地域商社と返礼品提携事業者の間で調整を行ってまいりました。 また、生産量に限度のある一次産品に想定以上の寄附金が寄せられそうなおそれがある場合には、寄附商品一覧から一時取り下げるなどの措置を行っております。このような対応により、本市に対する寄附者様の満足度と信頼度を高め、毎年続けて御寄附をいただけますよう努めております。 以上でございます。 ○副議長(堀典義君) 小春議員。 ◆15番(小春稔君) 今、ここの文書の中で寄附者の満足度と信頼度、ここが私はやっぱり一番大事かなというふうに思っております。ですから、寄附者を大事にするという、そういったような杵築の顔が見えるということが、特に寄附をする人に対しての返礼品としての真心、こういったことが大事かなというふうに思っておりますので、こういった分につきましても、よろしくお願いを申し上げたいと思います。現在、この返礼品何アイテムと申しますか、商品の組立てがあるんでしょうか。 ○副議長(堀典義君) 黒田商工観光課長。 ◎商工観光課長(黒田幸一郎君) 今年度に事業者と契約している返礼品数は775品でございます。季節限定や期間限定の返礼品もございますので、ふるさと納税を集めるポータルサイトには、常時600品程度を掲載しております。 以上です。 ○副議長(堀典義君) 小春議員。 ◆15番(小春稔君) 現在、返礼品については、換金性の高いものは総務省から禁止されましたよね。それで、いかに我々もこの地域にやっぱり育てるこういった返礼品が、特に重要になってきたわけであります。ところで、実態を見ると返礼品を作る出すもと、これがやっぱりまだまだ脆弱だというふうに私は見ております。 杵築市のほとんどの生産されるもの、加工品も限度がありますし、あるいは農産物これも限度があります。要はロットが小さいんですね。ですから何ぼでもいらっしゃいという部分ではない。だから、こういったような急に増えていくと、やっぱり対応ができないという問題が発生をしております。 これはどこも似たような傾向なのかなというふうに見ておりますけれども、やっぱりこのロットを、安定したロットを作っていく、それを用意されておる。ということは、幅広い市内の中の生産者のネットワークをいかに、柑橘なら柑橘そういったものをきっとすきの中で、あるいは農協の中で、あるいは皆さんの口コミの中で、持っておくということが特に大事かなというふうに思っておりますので、このやっぱりロット、安定したロットこれを確保していくということを、特にお願いを申し上げたいというふうに思っております。 そこで、返礼品は我々もその返礼品を発送するというか荷造りしている現場ちゅうのは、実はあまり見たことはないんです。作っている選果場とかいうことはありますけれども、個人でやられている方はまだ一回も見ておりません。ですから、どういった形で荷造りをされているのか、発送されているのかお願いをし上げたいと思います。 ○副議長(堀典義君) 黒田商工観光課長
    ◎商工観光課長(黒田幸一郎君) ふるさと納税ポータルサイトなどで寄附の申し込みがありますと、返礼品提供者に品目や数量等の発注情報を、また契約している宅配業者に宛名等の発送先情報を伝達をします。そして返礼品提供者が荷造りを行い、宅配業者が発送伝票を発行の上、返礼品提供者のもとへ集荷に出向き、荷造り済みの箱に発送伝票を貼るつけ発送する流れとなっております。 返礼品提供者にとりましては、面倒な発送伝票作成の手間が省け、また市が契約宅配業者に発送料を直接支払するなど、発送の手間も発送費用もかからない、簡単に発送できるシステムとしております。 以上です。 ○副議長(堀典義君) 小春議員。 ◆15番(小春稔君) そこでやっぱり一番心配をされるのは、返礼品をやっぱり作っている人、生産者にしても加工業者にしても一緒でございますけども、やっぱり常に杵築という任務を背中に背負って荷造りをしておるわけですから、やはり真心のこもった、そして間違いのない、そして、またどちらかというとその寄附者を裏切らない、そういった商品づくり、これをぜひとも今後とも御指導をひとつお願いを申し上げたいなと。ここが一番、私は大事かなと思っております。 よく話に、どこどこに納税したと、ところが返礼品が来たと、ところがあれはもうさっぱりやったとか、先般、肉があるところから来たと、そしたら、なんかさっぱりつまらんかったといったようなことを聞くと、やっぱりそういうところはもう恐らく寄附はしないと思います。 これは発送する業者、生産者いろいろありますけども、やはり真心を持って安心なもの安全なもの、そして裏切らないものというそういう観点で。まあいいか、まあいいかなどいうとだんだんおかしくなってくる。ですから、そういった安定性のある高品質のものを供給をされるようにお願いを申し上げたいなと思っております。 次に、こういう問合せも結構あります。これもちょっと返礼品を希望したいと、挑戦をしたいと、返礼品を希望する方々というのは、荷造りしたいというのはどちらかというと意欲のあるそういう加工業者、生産者、業者等になろうかと思っております。ですから、幅広くそういった人たちを募って、そして非常にあなたはこういういいところがあるとか、こだわり商品があるとか、そういうのをやっぱり発掘をしてもらいたいな、あるいは育ててもらいたいなというふうに思っております。 極端に言いますと、返礼品専門の指定園とか、もうそれにこだわってやる、そういったのを私は今後とも、こだわり商品というんですか、これを求められてくくるんじゃないかなというふうに思っております。いろいろな技術の中でいいものができますから、また、杵築市はそういう土地柄があります。ノウハウもあると思います。大いにこれを広げていただきたいなと思っています。 ここに、課長言ったように生産者のこだわりということ、ここなんですよ。生産者のこだわりというのを、これをなくしたら、ただ返礼がちょっと高く売れるから、もうそっちのほうでいいというようなことは絶対だめ。A生産者はA加工業者はこれにこだわっているというものを、それぞれの試用期間もありますからやってもらうということを、ぜひともお願いを申し上げたいと思います。それが信用につながってくる。リピーターにつながってくるというふうに思っております。 次に、返礼品を商品の採用決定、要はこの審査、あんたがこういうことでやっておるからといいですよと、ただ、農産物というのは仮に指定をされても思うようにできない場合がある。その年の天候状態によっても。しかし、そういったものはどうかなというのができても指定を受けているから出すんだというようなことでは、これは安易だというふうに思っております。 そういったような品質のチェックというんですか、そういったような、まず現地調査とか品質調査あるいは商品管理、安全性それともう一つ大事なのは、どうして作られたか、履歴、こういったことがやはり求められてくるというふうに思っております。黒田課長この部分の商品の採用決定、これに対してお願いを申し上げたいと。 ○副議長(堀典義君) 黒田商工観光課長。 ◎商工観光課長(黒田幸一郎君) 返礼品の採用の過程でございますが、最初に市の担当職員と株式会社きっとすきの担当社員が返礼品提供希望事業者とヒアリングを行います。また、実際に農場や工場等に出向き、生産量や生産工程、出荷工程やリスク管理等の状況など詳細に調査しまして、国が定める地場産品に該当するかを確認の上、返礼品採用の可否を判断しております。 以上です。 ○副議長(堀典義君) 小春議員。 ◆15番(小春稔君) 今後、私はここが一番、もう一回通ったらずっとそこは行くということではなくて、やっぱり返礼品として向かないときもある。そういうものがあるんです。ですから、無理にそこまでやっていかない。そして、本当にいいものを安定したものを、ですから、いろいろ生産者を幅広く持っておる、造っておく。そして、返礼品の品質チェックをやっぱりやっていくということは、私はここが一番、これから商品として大事になってくるのではないのかなというふうに思っております。 この返礼品は、これから市の財政にとっては貴重な財源になってまいりました。不安定と言いながら大事になってまいりました。市内の商店や企業、農林水産事業者や農業生産者、皆様もこれはこういった部分が大事になってきます。安定生産できる商品で、私はそれを産業振興に結びつけていく。 先ほど冒頭にロットの話をいたしましたが、やっぱりロットが小さいものではやっぱり商売にならない、安定供給にはならない。ですから、やっぱりロットを確保して、それを産業振興のほうに結びつけていくということが、最後の目的じゃないかなというふうに思っております。ただ、返礼品を作ればいいっていうことではなくて、やっぱりこれを産業振興に結びつけていくんだということが、最後の私は市として、あるいはいろいろな団体としてやるべきことでないかなと、それが杵築市の経済活性につながっていくということではないかなと思っております。産業振興について課長お願いしたいと思います。 ○副議長(堀典義君) 黒田商工観光課長。 ◎商工観光課長(黒田幸一郎君) ふるさと納税寄附金が不安定な財源ではございますが、今や市の貴重な財源の一つとなり、また市内の商店や企業、農林水産事業者や農業生産者の皆様方の販路の拡大や収入増加に直接つながっております。 しかしながら、返礼品提供事業者の中には寄附金額の伸びに対応し、従業員を新たに雇用することで生産量増加させた会社もございますが、その多くが小規模な事業者で、一時的に返礼品ランキングの上位になってもロットが確保できないことにより、品切れになってしまうなど、さらなる収益の増加につながらない結果となることも少なくありません。 そこで、令和3年度から杵築ブランド事業の新しい企画として、産出量の多い柑橘やイチゴ、お茶などを原材料とするメニューや加工品の開発を行っていく予定でございます。本事業を推進し、安定生産できる商品を増やしていくことにより、ふるさと納税寄附額のさらなる増加を図るとともに、農林水産業や商工業等の産業振興に努めてまいります。 以上でございます。 ○副議長(堀典義君) 小春議員。 ◆15番(小春稔君) 最後の質問に、質問というよりも私の意見を述べて終わりたいというふうに思っております。それと、これから最も重要なことを申し上げたいと思います。これ私の提言ということになりますけど。 まず、やっぱり独創性のあるものというのはほかにないというふうな時代はありません。本来ありますけどね。やはり独創性のあるものを発掘するということ。これも一つこれから大事かなと。特に、そういった技術を持った方々あるいは勉強も必要である。あるいは生産者そういったような挑戦をする、そういったような生産者、例えば、平たく言うと「あんたこれをやってみないか」とか、こういうことが非常に私はそういった独創性のあるもの、もうちょっと探ると個性化商品、非常に個性のある、これが消費者に納税者の返礼品として求められるんじゃないかなというふうに思っております。 それと、高品質、安定生産ということを言いたいなと思っております。去年は美味しかったけど今年はさっぱりだったなということが多々ありよる。やっぱり高品質で安定生産を指導して返礼品の中で指導してもらいたいなと。 それと品質管理、これも非常に大事でございますから、履歴等をピシャっとチェックをしてください。それと、今度は品質チェックを、特に農産物の場合は例えば去年のミカンは糖度が10度であったと、11度であったと、ああ非常によくて12度であったと、それが今年はちょっとなんか悪かったと、仮に10度であったというと、例えばミカンの場合は10度そこそこのミカンというのは今はあまり出ていないんですね、極端に言うと。ですから、大体11度あれば文句は出ない。10度であると今の消費者は必ずだめだという文句を言ってきます。これはミカンの場合でございますが、いろいろな品質というか基準というのがありますからそういった基準をしっかり守って、それにクリアしたものを商品としていくということでございますので、先ほど私が幅広く持っておるというのはそういったことを言っておるわけでございます。非常に年によってばらつきのあるものでございますから、工場でつくる製品ではありませんので、そういったことを気をつけていってお願いしたいと思います。 最後に、私も長くミカンの販売等を何十年もやりましたから、やはりお客様と申しますか、納税者の御意見を聞くということ。これも非常に私は信用として大事かなというふうに思っております。その商品を追跡をする。そして、送った全部ということは無理でしょうけれども、私どもの商品はどうでしたかというところぐらいは、全部じゃないにしても私は追いかけていってもらいたい。それが返礼品としての産地としての信用につながっていく。ぜひともここら辺を私は提言として申し述べて、一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。──────────── ○副議長(堀典義君) これをもちまして、本日の日程を終了します。 再開は、3月4日の木曜日、午前10時からです。 本日は、これをもって散会します。お疲れさまでした。────────────午後3時50分散会────────────...